キャッシュレスでスピーディーに支払いが出来て、利用金額に応じてポイントが付与され、現金よりもお得に決済できるクレジットカード。しかし、支払い方法によっては手数料や利息が発生します。例えば、キャッシング機能の利用で発生する手数料やショッピングにおいての分割払い・リボ払いで発生する手数料などが、該当します。クレジットカード払いでは、利用金額を翌月に一括払いすれば、基本的に手数料がかかりません。分割払いやリボ払いなど、一部の支払い方法の手数料がどの程度なのかを是非チェックしておきましょう。
ここでは、クレジットカードにかかる主な手数料の種類や基礎知識、手数料に関する疑問と回答などをご徹底解説していきます!カードを賢く活用するために、クレジットカード利用者の方や、これからクレジットカードを発行しようと考えている方は、ご紹介する内容をぜひ参考にしてみてください。
《TOPICS》
■クレジットカードにかかる主な手数料
■消費者が負担するクレジットカード手数料の主な種類
■クレジットカードの手数料に関するよくある疑問
■クレジットカードの手数料に関するよくある疑問
■クレジットカードにかかる主な手数料
クレジットカードを利用する消費者や加盟店は、手数料を支払うことでサービスを受けています。ここでは、それぞれが手数料を負担するケースをご紹介します。まずはクレジットカードの仕組みを確認しましょう。
●消費者が負担する手数料
店舗でクレジットカード払いを利用する消費者は、支払いを分割にする際にかかる金利手数料を支払います。利用金額を翌月に一括払いするケースでは、基本的に手数料無料です。このほかに、年会費をはじめとしたカード利用に必要な料金も、消費者が負担する手数料に含まれます。
●加盟店が負担する決済手数料
<p一方で、クレジットカード決済に対応する店舗は、カード会社(決済代行会社)に対して「決済手数料(加盟店手数料)」と呼ばれる手数料を支払います。こちらは、消費者がカードを利用して商品やサービスを購入する都度、発生する手数料で、加盟店側に負担してもらえるものとなっています。原則として、決済手数料は商品やサービスの代金に上乗せできず、消費者に負担させない決まりとなっています。店舗側には、カード払いを導入することで販売機会を増やしたり、1人あたりの決済金額を高めたりするメリットが期待できます。
■消費者が負担するクレジットカード手数料の主な種類
消費者が負担するクレジットカード手数料の種類と、それぞれの特徴を解説します。クレジットカードを利用するコストを十分に理解したうえで、現金決済よりも便利に使いこなしましょう。
●ショッピングの金利手数料
・分割払い
分割払いとは、利用金額を指定した回数に分割して支払う方法です。分割回数は、カード会社が設定した回数をお選びいただけます。例えば、3回払い・6回払い・10回払い・20回払いといった選択肢のなかから、希望の回数を指定します。なお、1回払いと2回払いでは手数料がかからない場合がほとんどです。 分割払いの手数料は、分割回数が増えるほど金利が上がります。回数が多いほど月々の返済額を抑えやすくなりますが、手数料を含めた支払いの総額が高くなることに留意しましょう。
【「Visa LINE Payクレジットカード」の分割手数料】
※利用代金100円あたりの額(円)
*3回:2.01
*5回:3.35
*6回:4.02
*10回:6.70
*15回:10.05
*20回:13.40
・リボ払い
リボ払いとは、毎月のカード利用分の支払い額を一定にする支払い方法です。支払いの回数を指定する分割払いとは異なり、リボ払いでは支払いの金額を指定します。リボ払いには、残高に応じて支払いの金額が変わる「残高スライド方式」と、支払いの金額が一定に保たれる「定額方式」などの種類があります。ただし、毎月の支払い額が少なくなるほど返済期間が長期化し、かつ金利が上がるため支払いの総額が高くなるなどのデメリットがあります。そのため、支払い残高や手数料をご確認のうえで、計画的に注意しながら利用しましょう。
●キャッシングの金利手数料
キャッシングとは、クレジットカードに付帯するサービスの一種で、現金を借りられる機能のことです。現金を借り入れると、カード会社ごとに設定された金利手数料が発生します。キャッシングを利用する場合は、まずカード会社へ申し込みを行い、審査を受けます。その後は、審査で決められた利用上限額の範囲でキャッシングを利用可能です。キャッシングの返済は分割払いやリボ払いにすることもできます。ただし、通常のショッピングと比べて手数料が高額に設定されていることに留意しましょう。
●遅延損害金
遅延損害金とは、クレジットカードの支払い日に利用金額を返済できないとき、カード会社に支払う手数料です。引き落とし先の銀行口座の残高が不足していると、支払い日の翌日から遅延した日数ごとに遅延損害金が発生します。手数料の金額は、返済が遅れた月の利用金額に対して、カード会社が指定した手数料率で計算されます。詳細については、ご利用中のカード会社の会員規約をご確認ください。滞納すると手数料が発生するだけでなく、信用情報にも影響が出るため、速やかに返済しましょう。
●年会費
年会費は、クレジットカードを1年間にわたり利用するための手数料です。ただし、クレジットカードのなかには、年会費が無料のカードもあれば、年1回以上の利用で無料になるカードなどもあります。すべてのカードで年会費がかかるわけではありません。その一方で、年会費が有料のカードはステータス性が高く、付帯サービスや特典が充実している傾向にあります。クレジットカードを作成するときは、年会費の有無や利用できるサービスや特典を比較したうえで、お得に使いやすいカードをお選びください。
●事務手数料
クレジットカードの利用に際して特別な事務手続きが必要なとき、カード会社に対して支払うのが事務手数料です。例えば、クレジットカードが紛失や盗難などの被害にあい、再発行が必要な場合の「再発行手数料」が挙げられます。ほかにも、解約のタイミングにより「解約手数料」が発生する可能性があります。これらの事務手数料は、カード会社や利用するカードの種類によって金額や必要性が異なるため、あらかじめ会員規約を確認しておきましょう。
■クレジットカードの手数料に関するよくある疑問
クレジットカードの手数料について、よくある疑問とその回答をご紹介します。カード決済はポイントが付与されてお得な一方で、決済方法により手数料が発生します。仕組みを理解したうえで賢く活用しましょう。
●海外での利用はさらに手数料がかかる?
海外への旅行や出張でクレジットカードを利用する方が多くいらっしゃいます。このとき、海外での事務処理には、手数料(マックアップフィー)がかかります。手数料はカード会社や国際ブランドにより異なるため、海外へお出かけの前にご確認ください。ただし、一般的に手数料は約2%と低めに設定されており、外国の現地で両替するよりもお得になる場合がほとんどです。海外でのお支払いでは手数料が発生しますが、それでも現金よりクレジットカードを利用したほうがお得だといえるでしょう。
●利用時に手数料を上乗せされる?
店舗でクレジットカードを利用する際、商品やサービスの代金に決済手数料を上乗せする行為は、カード会社と加盟店との契約で禁止されています。店舗の規模や業種などの条件にかかわらず、現金利用時と比べて手数料を上乗せして請求することはできません。万が一、店舗で手数料の上乗せがあった場合には、利用者がカード会社へ連絡して報告すると、対象の加盟店に是正勧告が行われます。手数料の仕組みについて十分に理解し、不正な手数料の上乗せを見つけたら問い合わせしましょう。
●クレジットカードで納税すると手数料がかかる?
クレジットカードは、各種税金の納付にも利用できます。例えば、法人税・住民税・自動車税をはじめとした、多くの税金がカード払いに対応しています。ただし、税金をクレジットカードで納付する場合には、納税者が決済手数料を負担しなければなりません。このように納税で決済手数料がかかる理由は、決済を代行する事業者が立て替えによるリスクを負うためです。また、カード払いを選択した納税者は、納付繰り延べによる利益を受けると考えられ、手数料を支払うことでほかの納税者との公平性を保つ意味もあります。なお、カード払いの決済手数料は公共機関の収入にはなりません。
●代引きでカード払いをすると手数料がかかる?
通販の支払い方法の一種である「代引き」は、販売業者の代わりに配送業者が商品代金を収集する方法です。商品が手元に届いた時点で支払いを行います。荷物の到着時に手持ちの現金がなくても、スムーズに受け取りやすいのがメリットです。対応する配送業者と販売業者がどちらもクレジットカード決済に対応していれば、代引きでカード払いを利用できます。クレジットカード決済が可能かどうかは、商品購入時にあらかじめ販売業者へ確認しておくと安心です。
代引きを利用すると、現金払いとカード払いの選択にかかわらず、基本的に「代引き手数料」が発生します。代引き手数料とは、代引きでの支払い金額に応じて、配送業者に支払う手数料のことです。ただし、販売業者によっては、条件により代引き手数料の一部または全額を業者側が負担する場合もあります。なお、代引きは通常のクレジットカードでの買い物と同じく、分割払いやリボ払いに対応しています。分割払いやリボ払いを選択すると、金利手数料が発生することに留意しましょう。
■「クレジットカードは手数料を把握して賢く使いましょう」
ここまで、クレジットカードの手数料についてお伝えしてきました。消費者がカード払いを利用すると、加盟店は決済手数料を負担します。一方で、消費者はショッピングで分割払いやリボ払いを利用した場合や、キャッシングを利用した場合に手数料を負担します。このほかに、カードの種類によっては年会費が発生することがあるため、入会するカードの条件をよくご確認のうえで、目的に合ったサービスをお選びください。
クレジットカードのなかには、年会費無料のカードや、年1回以上の利用で無料になるカードもあります。手数料をできるだけ安い金額に抑えたいときは、年会費が無料のカードがおすすめです。その際は、年会費永年無料の「Visa LINE Payクレジットカード」をぜひご検討ください。ポイント還元率(カードショッピング)も1%と比較的高いのでおすすめです。
クレジットカードは、分割払いやリボ払いなど一部の支払い方法で手数料がかかります。だからこそ、手数料のルールを把握したうえで、賢く活用することが大切です。ご紹介した情報を参考に、計画的にご利用ください。
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