クレジットカードは何枚持つべき?1枚vs複数枚のメリットを比較

公開日2021.11.11最終更新日 2023.09.18

多種多様なクレジットカードが普及する今、クレジットカードを複数持っている方も多いでしょう。多くのカード利用者は「メインカード」を1枚、「サブカード」を1〜2枚所持し、状況に応じて使い分けています。また、持っているだけでプレゼントがもらえたり、保険が自動付帯したりするクレジットカードもあります。利用頻度こそ少ないものの、各種特典・サービスを目当てに、新しいカードを発行する人は少なくありません。本記事では、クレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットや、適切な所持枚数についてご紹介します。

《TOPICS》

■クレジットカードは何枚持つべき?
■複数枚のクレジットカードを所有するメリット・デメリット
■クレジットカードを1枚に絞るメリット・デメリット
■クレジットカードを複数枚所有する際の注意点
■メインカードにおすすめの「Visa LINE Payクレジットカード」
■「クレジットカードを複数枚持ちして、もっと快適な暮らしを」

▼「Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)」のお申込みはこちら

■クレジットカードは何枚持つべき?

クレジットカードは、メインカードとサブカードにわけて2〜3枚持つのがおすすめです。その理由について、日本におけるクレジットカードの平均所有枚数を踏まえてご紹介します。メインカードの選び方にも触れますので、ぜひ参考にしてください。

●クレジットカードの平均所有枚数

「一般社団法人日本クレジット協会」の調査によると、日本国内における20歳以上の男女のクレジットカード平均所有枚数は、1人あたり2.7枚であることがわかりました。これは2019年3月末時点の調査結果で、20歳以上の総人口1億504万人に対し、2億8394万枚のクレジットカードが発行されています。
なお、同時期の総発行枚数の内、家族カードは2165万枚、法人カードは1002万枚でした。本調査から、カード利用者の多くが「複数枚持ち」であることがわかります。

●2~3枚持つほうが良い理由

クレジットカードによっては、特定の加盟店における「ポイント還元率が高い」、「マイルが貯まりやすい」、「国内旅行保険やショッピング保険が自動付帯する」、「ステータス性が高い」などの特徴があります。一方で、海外では使えないお店が多かったり、ポイントの汎用性が低かったりと、カードごとに弱点も存在します。クレジットカードを2〜3枚保有し組み合わせて使用すれば、これらの弱点を補いやすくなるはずです。

具体例を挙げてみましょう。例えば、一部のクレジットカードのブランドは国内では高いシェアを誇りますが、海外では使えないことが多々あります。そのため、海外旅行時は別ブランドのサブカードを使う人も少なくありません。状況に応じて複数枚のカードを使い分けるといった形です。

また、クレジットカードごとに特典や付帯サービスは異なります。クレジットカードを複数枚持ちすることで、幅広く優待サービスを受けられたり、お得なポイントプログラムを利用できたりします。新規入会キャンペーン、ポイントプレゼントキャンペーン、ポイントアップキャンペーンなど、お得に申し込めるタイミングを狙うのがおすすめです。

サブカードは、メインカードと別で1〜2枚持つのが一般的です。メインカードの弱点を補いつつ、それとは異なる特典・サービスを受けるために所持します。例えば、持っているだけで年間数千円相当のプレゼントがもらえたり、交通系ICカードと一体化していたりするカードなどが、サブカードに適しています。

⇒海外への旅行や出張時に便利なクレジットカードはこちら

●メインカードに向いているクレジットカードの特徴

・日常的に利用する店舗で使用するカード
クレジットカードの中には、特定の店舗においてポイント還元率が大幅アップするカードがあります。例えば、"流通系カード"。スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドでは、店舗と提携する"流通系カード"を使うと、通常よりも多くのポイント付与が受けられます。使い方によってはお得にポイントを貯められます。よく利用する特定の店舗がある場合などライフスタイルに合わせて、このような特化型カードを持っておくと良いでしょう。ただし、対象店舗が限られる点には注意してください。

・還元率の高いカード
"お得感"を重視するなら、元からポイント還元率の高いカードがおすすめ。具体的には、どこで利用しても1%以上のポイント還元が受けられるカードが理想です。普段のお買い物やお食事で効率的にポイントを貯められるため、上手に使えば使うほどお得になります。

一方で、ポイント還元率の高いクレジットカードは、年会費を必要とするのが一般的です。一般的なカードの年会費は、3,000〜5,000円が目安。ゴールドカードなどの有料カードでは、1万円ほどの年会費がかかります。年間利用額を概算し、損益分岐点を見極めましょう。もちろん年会費無料のクレジットカードもありますが、その分だけポイント還元率が低く設定されているものが大半です。

「Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)」は基本還元率(カードショッピング)が1%で、年会費は永年無料なのでとても使い勝手の良いカードです。

⇒年会費永年無料!Visa LINE Payクレジットカードはこちら

■複数枚のクレジットカードを所有するメリット・デメリット

複数枚のクレジットカードを持つ最大のメリットは、万が一のケース備えられること。特にメインカードが使えないときは、もう1枚のカードがあると大変便利です。ここでは、クレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットをご紹介します。

●メリット

・利用できる機会や店舗の数が増える
クレジットカードには、ブランドごとに利用可能なエリアや店舗が決まっています。世界的シェアを誇るVisa(VISA)をはじめ、異なる国際ブランドのカードを持つことで、さまざまな国・地域・店舗で利用できるようになります。主要な国際ブランドにはVisaの他にMastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス(アメックス)などがあります。

<関連記事>
クレジットカードのメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。是非、ご覧ください。



・ひとつのカードが使えないとき、別のカードを使用できる
破損や磁気不良により、クレジットカードが突然使えなくなることがあります。その際、別のカードがあれば問題なく決済できるため、用意しておくと安心です。また、クレジットカードは利用限度額を超えると、一時的に使えなくなります。メインカードが限度額に達した場合、サブカードで決済するなどで対応するのが良いでしょう。

・カード付帯の保険の補償額を合算できることがある
海外旅行保険など保険付帯のクレジットカードを複数枚持ちする場合、カードごとの補償額を合算できる仕組みがあります。例えば、A社のカードに100万円の疾病・傷害治療保険が付帯し、B社のカードには200万円の携行品損害保険が付帯するとします。この場合、クレジットカード2枚で計300万円の補償が受けられる計算です。

ただし、死亡や後遺障害に関しては、保有カードにおける最高補償額が適用されます。状況によっては合算されないことを覚えておきましょう。なお、付帯保険の適用範囲や申し込み条件については、各クレジットカードカード会社の「カードデスク」や保険会社に確認してください。

●デメリット

・紛失や盗難時の手続きが煩雑になりやすい
財布を紛失したり盗まれたりした場合、カード会社に利用停止手続きを申請します。紛失した枚数に合わせて個別連絡が必要なほか、その手続きも煩雑で、わかりにくいのがネックです。また、申請せずに放置すると、第三者にカードを不正使用されるリスクがあります。カードを1枚でも紛失した際は、必ず利用停止手続きを行いましょう。

・カードごとの情報管理が必要
所持枚数に比例し、クレジットカードの情報管理が複雑になります。暗証番号の個別管理はもちろん、利用限度額やポイントの獲得状況の把握が難しくなり、結果的に損をする恐れがあります。わかりやすい例が、期間限定ポイントの失効です。所持カードが増えるほど、期間限定ポイントの失効日に気づきにくくなります。またクレジットカードによっては、年1回の利用で年会費が無料になるものもあります。その利用額と状況を把握しなければ、余計な年会費を払うことになるのです。

・ポイントが貯まりにくい
クレジットカードを複数枚持ちすると、決済時に得られるポイントが分散しやすくなります。そのため、各種支払いはメインカードに集中させると、効率良くポイントを貯められます。各カードのポイント有効期限に気を取られなくなる点もメリットです。

■クレジットカードを1枚に絞るメリット・デメリット

複数持ちに多彩なメリットがあるクレジットカードですが、1枚のみの所有にこだわる理由はあるのでしょうか。ここでは、クレジットカードを1枚に絞るメリット・デメリットについて徹底解説します。

●クレジットカードを1枚に絞るメリット

・スムーズに管理しやすい
クレジットカードを1枚に厳選することで、支払い管理の手間や負担が減ったり、利用金額やポイント還元状況の把握が簡単になったりします。複数枚を使い分ける場合に比べ、クレジットカードをスムーズに管理および運用できるのが魅力です。

・カードのランクアップを期待できる
将来的に上位ランクのカードへアップレグレードしたい場合、1枚に絞った方が良いケースもあります。例えば、最初は一般カードからスタートし、段階的にゴールドカードやプラチナカードへアップグレードすることが可能です。定期的な利用があり、なおかつ支払い遅延のない状態が続いていれば、信用情報を着実に積み重ねられます。結果的にゴールドカードの審査に通りやすくなったり、インビテーション(招待)を受けてプラチナカードにアップグレードできたりします。

なお、上位ランクのカードを使うメリットは、一般カードに比べて優待サービスや海外旅行傷害保険などの補償内容が充実している傾向にあります。具体的には、空港ラウンジが無料になるプライオリティ・パス、提携ホテルやレストランにおける優待特典や割引など、特別なサービスが受けられます。

⇒クレジットカードの支払いに関する基礎知識はこちら

●クレジットカードを1枚に絞るデメリット

・利用可能な店舗が限定される
原則、所有カードの国際ブランドに加盟した特約店でしか利用できません。特定の店舗においては、ポイント還元率が高くなるケースもあります。クレジットカードを複数持ちしていれば、店舗の優待状況に応じて使い分けできます。スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなど、利用頻度の高い店舗の状況次第では、複数持ちを視野に入れることがおすすめです。

・紛失や破損によるリスクが大きい カードを紛失したり破損したりといったトラブルが発生した場合、再発行までクレジットカード決済ができません。また、クレジットカードの利用金額が多く、限度額を超えてしまうと、次の締め日が過ぎるまでカードを使えないのがデメリットです。こうしたデメリットを回避するには、カードを複数持ちして使い分けるのが得策です。これから高額な買い物やサービル利用の予定がある場合、1枚持ち特有のリスクに十分備える必要があります。

■クレジットカードを複数枚所有する際の注意点

クレジットカードを複数枚所有する場合、新規カードの申し込みタイミングと内容に注意してください。やみくもに審査を受けると、半年間は審査に通らなくなる恐れがあります。その理由について、カード会社の視点も交えて解説します。

●同時期に複数のカードを申し込まない

同時期に複数のカードを申し込んだ際、審査が通りにくい傾向にあります。申し込み状況が信用情報機関に登録され、各カード会社に共有されるためです。

カード会社は審査において、申込者の返済能力や社会的信用度、クレジットヒストリーをチェックするといわれています。もし複数のカードを申し込んでいると、「現金に困っているから複数のカードが必要なのか?」「入会特典のキャッシュバックが目的か?すぐに解約するのでは?」などと判断され、審査に通らない可能性が高まります。なお、信用情報機関に登録された申請履歴は、6カ月経過しないと解除されません。

●キャッシング枠はなるべく申し込まない

原則、キャッシング枠を申し込むと審査が厳しくなります。これは「貸金業法」における「総量規制」があるためです。総量規制とは、個人の借入額を年収の3分の1までに制限する規制のこと。もしも別口で年収の3分の1に近い借入がある状態でキャッシング枠を申し込むと、総量規制に引っかかってしまいます。この状態だと、クレジットカードのショッピング枠には余裕があるのに、審査に落ちる結果となってしまうのです。

<関連記事>
クレジットカードのキャッシングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。是非、ご覧ください。



■メインカードにおすすめの「Visa LINE Payクレジットカード」

普段使いするメインカードには、年会費永年無料で、ポイントの基本還元率が1%と比較的高い「Visa LINE Payクレジットカード」がおすすめです。ここでは、本カードの特徴やおすすめポイントをご紹介します。

⇒年会費永年無料!Visa LINE Payクレジットカードはこちら

●「Visa LINE Payクレジットカード」とは?

Visa LINE Payクレジットカードは、年会費が永年無料のクレジットカード初心者におすすめの一枚です。本カードは、従来のプラスチックカードに加え、スマートフォンで管理する注目のカードレスタイプも申込可能です。

Visa LINE Payクレジットカードは、高校生を除く満18歳以上からお申し込みいただけます(ただし、未成年の方は親権者の同意が必要です)。家族カードやETCカードといった追加カードを作成できるほか、Apple PayやGoogle Payなどのキャッシュレス決済にも登録できます(ただし、カードレス会員は、 Google Pay ではご利用いただけません)。頻繁にスマホ決済を利用している方にも、おすすめのクレジットカードです。

⇒クレジットカード作成の流れはこちら

⇒ETCカードとは?メリット・デメリットを解説!

●「Visa LINE Payクレジットカード」がメインカードにおすすめの理由

基本還元率(カードショッピング)が1%で、年会費も永年無料と、お得で便利なので、メインカードにおすすめです(ポイント還元に関して、一部対象外の取引もあるので公式サイトでご確認ください)。
さらに幅広い地域で利用できるVisaブランドのため、利用できる場面が多いのも魅力。また、券面にカード番号が記載されないNLの発行や、カード本体をかざす非接触型決済「コンタクトレス決済」にも対応。カード情報を保護するためのセキュリティ性に優れており、ECサイトなどでネットショッピングを楽しむ場合も安心です。また、支払いの度に、自身のLINEアカウントに利用通知が届くため、不正使用対策もなされています。

⇒初めてのクレジットカード選びのポイントはこちら

⇒クレジットカードの決済の流れと支払い方法を知りたい方はこちら

■「クレジットカードを複数枚持ちして、もっと快適な暮らしを」

これからクレジットカードを発行するなら、2〜3枚をめどに検討してみましょう。一般的にはメインカードを1枚、サブカードを1〜2枚持っておくと、利便性が大きく向上します。ただし、やみくもに枚数を増やすのは避けたほうが無難です。紛失・盗難リスクや、情報管理の難しさを考慮すると、最大でも4枚が妥当といえます。なお、メインカードにはポイント還元率が高く、年会費が永年無料の「Visa LINE Payクレジットカード」がおすすめです。お買い物からお食事まで、日々のさまざまなシーンでご利用いただけます。


<関連記事>
複数枚カードを持つ際に気になる利用限度額についてはこちらの記事をご参照ください。
「クレジットカードの限度額が決まる仕組みと、利用可能枠の増やし方」
https://pay.line.me/portal/jp/about/credit-card/media/article/332



▼「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」のお申込みはこちら 20221111_VLP_Plus_11_TL_800x450-re1.png

関連記事

    おすすめの記事