タッチ決済とは?サービスの種類とメリット・注意点、利用する流れ

公開日2024.07.23最終更新日 2024.07.23

クレジットカードで少額の支払いをするとき、暗証番号入力やサイン記入の手間をわずらわしく感じている方もいるのではないでしょうか。最近ではスピーディーに支払える「タッチ決済」に対応するクレジットカードが登場しているので、手早く会計を済ませたいならぜひチェックしてみましょう。

この記事では、便利なタッチ決済について解説します。タッチ決済の基礎知識や、タッチ決済を使えるサービスの種類をお伝えします。また、タッチ決済のメリットや注意点にも触れるので、これからクレジットカードを作る方は、ぜひ参考にしてみてください。

《TOPICS》

■タッチ決済の基本
■タッチ決済サービスの主な種類
■タッチ決済のメリット
■タッチ決済の注意点
■タッチ決済を利用する流れ
■「Visa LINE Payクレジットカード」はタッチ決済で支払い可能

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■タッチ決済の基本

初めに、タッチ決済に関する基礎知識を解説します。タッチ決済は速やかに支払いができる便利な方法です。まずはタッチ決済で支払うやり方や、タッチ決済の対応店舗など、利用するための情報を確認しておきましょう。

●タッチ決済とは?

「タッチ決済」とは、クレジットカードやスマートフォンを加盟店の専用端末にかざして支払うタイプのキャッシュレス決済のことです。「非接触決済(非接触型決済)」や「コンタクトレス決済」とも呼ばれます。タッチ決済機能を搭載したクレジットカードや、NFC(近距離無線通信)を搭載したスマートフォンが対象となります。基本的に、1万円未満の支払いであればサインや暗証番号の入力は不要です。そのため、通常のクレジットカード払いよりもスムーズに支払いできるのが魅力です。

タッチ決済とよく似ている支払い方法として「コード決済」が挙げられます。コード決済でも加盟店の専用端末にスマートフォンをかざして支払う場合があります。ただし、その際は専用アプリを利用して画面にQRコードやバーコードを表示させる点が大きな違いです。コード決済はQRコードやバーコードの読み取りによって支払う仕組みとなっています。また、利用するには「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」「LINE Pay」などの専用アプリをインストールする必要があります。



●タッチ決済ができる店舗

タッチ決済を利用できるのは、加盟店の中でもタッチ決済に対応している店舗のみです。対応店舗は、レジ付近や決済端末に「タッチ決済対応マーク」が掲示されているので、店頭でチェックしてみてください。国内では、大手コンビニやチェーン飲食店、量販店をはじめとしてタッチ決済が普及しつつあり、広く導入されています。

●LINE Payへの残高チャージ方法

LINE Payを利用するには、原則としてあらかじめ残高をチャージしておく必要があります。残高チャージの方法は、銀行口座を登録しておく方法がもっとも一般的です。事前に銀行口座を登録しておけば、アプリからその場で簡単にチャージができます。また、設定した金額を下回ったときに、口座からオートチャージする便利な機能も利用可能です。

LINE Payには、コンビニでチャージする方法もいくつかあります。セブン-イレブンの場合、店舗内にあるセブン銀行ATMとスマートフォンを使ってチャージが可能です。ATMの指示に従ってスマートフォンでQRコードをスキャンし、現金を入金するとチャージされます。

ファミリーマートでは、マルチコピー機を利用してLINE Payにチャージが可能です。LINE Payアプリのチャージ方法からファミリーマートを選択し、希望のチャージ金額を入力すると、受付番号と予約番号が発行されます。番号をマルチコピー機に入力するとレシートが発行されるため、レジに持って行って現金で支払いをするとチャージ完了です。

■タッチ決済サービスの主な種類

タッチ決済に対応している支払いサービスには、どのような種類があるのでしょうか。ここでは、電子マネーやクレジットカードをはじめとした決済手段とそれぞれの特徴をご紹介します。タッチ決済の利用方法をチェックしてみてください。

●電子マネー

タッチ決済の代表例として知られるのが電子マネーです。主に公共交通機関で利用できる交通系の電子マネーや、大型商業施設などで利用できる流通系の電子マネーが挙げられます。具体的なサービスの例は「Suica」「PASMO」「nanaco」「iD」「WAON」「QUICPay」「楽天Edy」などです。電子マネーはカードやスマートフォンのアプリをかざすことで支払えます。また、支払い方法は大きく「プリペイド型」と「ポストペイ型」の2種類に分けられます。プリペイド型とは、事前にチャージした金額から決済した金額が引かれる前払いタイプです。チャージした金額以上は利用できないため、使い過ぎ防止につながります。一方、ポストペイ型はクレジットカードと連携することで決済後に代金を支払う、後払いタイプです。残高不足が起こらず、チャージの手間が省けてスムーズに支払いできます。

●クレジットカード

タッチ決済機能を搭載したクレジットカードは、タッチするだけで速やかにクレジットカード決済ができます。例えば、「Visa LINE Payクレジットカード」はタッチ決済に対応しています。対象のクレジットカードには「タッチ決済対応マーク」が付いているので、あらかじめ確認しておきましょう。クレジットカードのタッチ決済は、通常のクレジットカード決済と同様に、支払った金額がまとめて後日引き落とされる仕組みです。そのため、事前チャージは不要となっています。なお、スマートフォンにクレジットカードを紐付ければ、スマートフォンをかざしてタッチ決済を行うことも可能です。具体的なサービスの例として、iPhoneの「Apple Pay」、Android端末の「Google Pay」などが挙げられます。

●デビットカード

デビットカードの中にもタッチ決済機能を搭載したカードがあります。クレジットカードと同様に、事前に「タッチ決済対応マーク」の有無を確認しておくと良いでしょう。デビットカードのタッチ決済では、通常のデビットカード決済と同じく、利用金額がその場で銀行口座から引き落とされる仕組みとなっています。口座残高以上の金額は利用できないため、使い過ぎ防止に適しています。また、一定金額以上は使わないように、利用可能額を設定することも可能です。現金に近い使い方をしながら、銀行口座から現金を引き出す手間を省けます。

■タッチ決済のメリット

タッチ決済は簡単に支払いできるのが魅力です。また、ポイント還元によって現金よりもお得にお買い物ができる点も大きなメリットだといえるでしょう。そのほかにもさまざまなメリットが期待できるため、ぜひご活用ください。

●会計の時間を短縮できる

クレジットカードを利用する場合、タッチ決済を選択すると通常の支払い方法よりも会計にかかる時間を短縮できます。タッチ決済なら、カードの受け渡し・暗証番号の入力・サインの記入といった手順が不要となり、タッチするだけで決済が完了するためです。これまで以上にスピーディーにクレジットカードで取引できるようになります。

●タッチ決済はスキミングされるリスクが低い

クレジットカードの磁気ストライプに含まれる情報を窃取して不正利用する手口を「スキミング」と呼びます。タッチ決済では支払いの際にカードを第三者へ渡さずに済むため、会計時にスキミングの被害に遭うリスクが低いと考えられています。また、暗証番号の入力が不要なので、番号を盗み見される心配がないのもメリットです。なお、ICチップが搭載されたクレジットカードは国際規格であるEMV技術により個人情報が暗号化されて保管されているため、従来の磁気カードと比べてセキュリティが高くなっています。

●スマートフォンで決済できる

タッチ決済サービスによっては、スマートフォンで決済することが可能です。スマートフォンのみで支払いが完結するため、プラスチック製のカードを持ち歩く必要がありません。また、スマートフォン1台で複数の電子マネーやポイントカードを利用することもできます。店舗によって決済方法を使い分けるなど、便利に活用できるでしょう。

●ウイルスなどの感染を抑制できる

新型コロナウイルス感染拡大にともない、タッチ決済をはじめとした非接触の決済方法が注目されるようになりました。タッチ決済では小銭やカードの受け渡しが不要なため衛生的で、会計時の感染リスクを抑えることにつながります。小銭やカードを経由した感染を防ぐことは、店舗側と顧客側の双方にメリットがあるといえるでしょう。

●タッチ決済限定の特典を得られる場合がある

クレジットカード会社によっては、タッチ決済の利用でキャッシュバックやポイントプレゼントなどの特典を得られる場合があります。キャンペーン内容や対象者の条件はサービスによって異なるため、クレジットカードの公式サイトなどで詳細情報をこまめにチェックしておくようおすすめします。特に、これからタッチ決済対応カードの登録を検討している方は、申し込み前にキャンペーンの条件達成を十分にご確認ください。

■タッチ決済の注意点

タッチ決済の利用にあたり、注意しておきたいポイントを解説します。タッチ決済は便利な支払い方法ですが、普段のお買い物で安心して使うためにも、限度額やセキュリティ面の注意点を押さえておきましょう。

●利用金額の上限が設定されている場合がある

クレジットカードの場合、タッチ決済で支払える上限金額が定められている場合があります。上限金額はカード会社によって異なりますが、目安として1万円前後のケースが多いといえます。タッチ決済は高額な商品の購入には利用しにくい点がデメリットです。利用する前に上限金額を確認しておきましょう。

●スマホやカードを紛失すると悪用されるおそれがある

タッチ決済では暗証番号の入力が不要なため、万が一スマートフォンやクレジットカードを紛失してしまうと、第三者に悪用されるおそれがあります。クレジットカードを紛失した場合は、速やかにカード会社に連絡して利用停止の手続きを行いましょう。また、スマートフォンを紛失した場合は遠隔操作で「紛失モード」に設定するか、普段から端末にロックをかけておくといった対処法が有効です。

●一定額以上の支払いでは暗証番号が必要なケースがある

タッチ決済では基本的にタッチするだけで支払いが完了するものの、一定額以上の支払いでは暗証番号の入力を求められることがあります。その際、暗証番号の誤りが一定の回数を超えるとロックがかかる点に注意が必要です。ロックがかかってしまうと、カード再発行の手続きが必要となる可能性があります。暗証番号を利用する機会が少ない方も、事前にオンラインや電話で問い合わせて確認しておくと安心です。

■タッチ決済を利用する流れ

最後に、タッチ決済の具体的な使い方を解説します。店舗のショッピングでタッチ決済を使いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

Step1.支払いの際にタッチ決済で支払いをすると伝える

会計時にスタッフへ「○○で支払います」と決済サービス名を伝えましょう。その際、あらかじめタッチ決済に使うカードやスマートフォンを手元に用意しておくとスムーズです。特にスマートフォンの場合は、認証やロック解除などの操作が必要になることがあります。自分の会計の順番が来る前に電子マネーやクレジットカードのアプリを開いて準備しておくと良いでしょう。

Step2.決済端末にスマートフォンやカードなどをかざす

スタッフがタッチ決済の操作を行うと、決済端末に支払い金額が表示されます。タッチする前に金額の内容に間違いがないことをしっかりと確認しておきましょう。金額に問題がなければ、専用端末にカードやスマートフォンをかざして決済を行います。このとき、決済端末の音が鳴るまでは、かざしたカードやスマートフォンを離さないようにご注意ください。

Step3.支払い完了のお知らせを確認する

決済端末の音が鳴って、レジの画面に支払い完了の表示が出たら、カードやスマートフォンを離して構いません。その後、スタッフからレシートを受け取りましょう。このように、タッチ決済では簡単に取引が可能です。セルフレジで利用できる店舗も増えています。ぜひ日々のお買い物でタッチ決済をご活用ください。

■「Visa LINE Payクレジットカード」はタッチ決済で支払い可能

ここまで、タッチ決済の基礎知識やサービスの種類、メリットから注意点まで徹底解説しました。タッチ決済はクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済で利用できます。タッチするだけで支払いが完了する手軽さが魅力です。日々のお買い物でスピーディーに決済するために、ぜひタッチ決済が可能なサービスをお選びください。

「Visa LINE Payクレジットカード」はタッチ決済に対応しています。タッチ決済機能を搭載したお得なクレジットカードをお探しの方におすすめの1枚です。LINE Payアカウントに登録することで、Visa・iD加盟店でのポイント還元率が1%となります。国際ブランド「Visa」のタッチ決済には国際標準のセキュリティ認証技術が採用されているため、安全な支払いを実現できます。カードは年会費永年無料です。

「Visa LINE Payクレジットカード」は、「 Apple Pay 」や「 Google Pay 」などに登録することもできます。また、プラスチックカードが発行されないカードレスタイプの選択肢もあります。カードレスタイプは、スマートフォンの「Vpass」アプリからカード番号・有効期限・セキュリティコードなどの情報を確認する仕組みです。タッチ決済やオンラインショッピングで活用できるので、スマホ決済でクレジットカードを使いたい方に適しています。タッチ決済対応のクレジットカードは「Visa LINE Payクレジットカード」がおすすめです。

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