キャッシュレス化とは?日本の現状と消費者のメリット・デメリット

公開日2021.12.08最終更新日 2023.09.19

日本をはじめとした世界各国では、決済方法にクレジットカードや電子マネーなどを使用する「キャッシュレス化」が進んでいます。しかし、消費者の中には「キャッシュレス決済がよくわからない」「現金決済でないと不安」といったイメージを抱いている方も少なくありません。

本記事では、キャッシュレス化の基本的な知識や日本の現状、キャッシュレス決済を取り入れることによる消費者のメリット・デメリットなどを解説します。日々の支払いをキャッシュレス化する際の第一歩としておすすめのクレジットカードも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

《TOPICS》

■キャッシュレス化に関する基礎知識
■消費者にとってのキャッシュレス決済のメリット・デメリット
■キャッシュレス化の第一歩におすすめの「Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)」
■日々の支払いをキャッシュレス化して生活を便利にしよう

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■キャッシュレス化に関する基礎知識

日本を含む世界では決済インフラの多様化が進み、現金決済だけでなく、クレジットカード決済をはじめとしたキャッシュレスによる支払いが普及しています。こちらでは、キャッシュレス化に関する基本的な知識や日本の現状についてお伝えします。

●キャッシュレス化とは?

キャッシュレス化とは、決済方法が現金決済からキャッシュレスに切り替わっていくことを指します。キャッシュレスは支払いに紙幣や硬貨などの現金を使用しない決済方法で、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済アプリ、口座振替などが代表的です。キャッシュレス決済は、日常生活での買い物からビジネスシーンまで、多くの場面で利用されています。そして、キャッシュレス化が浸透した社会のことをキャッシュレス社会と呼びます。

●キャッシュレス決済の主な種類

キャッシュレスの決済手段は、お金が支払われるタイミングに応じて、「商品購入前にチャージする前払い」「商品購入と同時に引き落とされる即時払い」「商品購入後の指定日に引き落とされる後払い」の3種類に分けられます。前払いタイプに該当するのがプリペイドカードや電子マネー、即時払いタイプはデビットカード、後払いタイプはクレジットカードや口座振替などが代表的です。QRコードやバーコードを利用するスマホ決済アプリは、決済サービスごとに支払いのタイミングを選べる場合があります。

●キャッシュレス化に取り組む日本の現状

日本はキャッシュレス化の推進に力を入れています。経済産業省が公表したレポートによると、日本のキャッシュレス決済比率や決済額は年々増加傾向にあり、2020年には決済比率が29.7%と過去最高を記録しました。ただし、2018年時点で韓国94.7%、カナダ62.0%、イギリス57.0%、アメリカ47.0%など、世界各国と比べると低い水準となっており、日本では現金決済の割合が依然として高いことがわかります。

政府はこの進展状況を受けて、2018年に策定された「キャッシュレス・ビジョン」や2019年に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」の中で、キャッシュレス決済比率について今後2025年6月までに40%程度まで引き上げる目標を掲げています。

●国がキャッシュレス化の推進に取り組む主な理由

・インフラコストを削減できるため
現金のほうがキャッシュレスよりもコストがかかりやすいという特徴があります。紙幣の印刷・運搬、ATMの設置・運営、偽札チェックなど、すべての工程に費用がかかるためです。そこで、国はキャッシュレス決済の比率を上昇させることで、インフラコストの削減につなげたい狙いがあります。

・インバウンド消費の拡大
キャッシュレス決済に対応した店舗が不足していると、日本円を持たない訪日観光客の消費者行動に影響を与える可能性があります。そこで、国はインバウンド消費の拡大政策のひとつとして、キャッシュレス化の推進に取り組んでいるのです。

・業務効率化、労働力不足への対応
現金決済の場合、閉店後の集計や銀行口座への入金などの業務が発生します。キャッシュレス化を推進することで、現金管理業務の効率化を図り、労働力不足にも対応しやすくなります。

・脱税など不正行為の防止
キャッシュレス決済では、利用履歴や送金の流れに関する情報がすべて記録されています。そのため、キャッシュレス化の推進により、脱税など不正行為の防止にもつながります。

・ベンチャーを中心とした経済の活性化
日本のキャッシュレスサービス市場は発展途上であり、日々新たな決済アプリやサービスが登場しています。そこで、国がキャッシュレス化の推進に取り組むことで、ベンチャーを中心とした経済の活性化が期待されているのです。

■消費者にとってのキャッシュレス決済のメリット・デメリット

キャッシュレス社会の実現に向けて、国はポイント還元事業や端末導入支援事業などの施策を打ち出していますが、「財布の中にないお金を使用するのは抵抗がある」などの理由で利用していない方もいるでしょう。そこで、以下ではキャッシュレス決済がもたらす消費者のメリット・デメリットをご紹介します。

●メリット

・現金を引き出す手間がかからない
キャッシュレス決済を利用することで、現金を使用する機会が減り、ATMから引き出す手間がかからなくなります。特に、コンビニのATMなどで引き出す機会が多い場合は、手数料の節約も期待できます。

・ポイントを活用しやすい
キャッシュレス決済の中には、利用金額に応じてポイント還元を設けているサービスがあります。貯まったポイントは次の買い物時に使用したり、商品と交換したりできるため、現金決済よりお得に利用できるのが魅力です。

・クレジットヒストリーを作成できる
クレジットカード決済は信用取引であり、繰り返し利用することでクレジットヒストリーの作成に役立つのもメリットです。クレジットヒストリーとはクレジットカードやローンの取引履歴のことで、良い実績を残すことで信用度が増し、利用限度額のアップや住宅ローンの利用などがしやすくなります。

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・家計管理がしやすくなる
日々の買い物や固定費の支払いをキャッシュレス化することで、履歴をデータで確認できるようになり、家計の管理がしやすくなります。クレジットカードや銀行口座と連携できる家計簿アプリを利用すれば、金融機関に行かなくても自動で履歴を反映させ、家計簿をつけることが可能です。

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・支払いをスピーディーに済ませられる
キャッシュレス決済ではお札や小銭の受け渡しが発生しないため、支払いをスピーディーに済ませられるのもメリットです。レジ前で小銭を落として迷惑をかける、財布の中にいくら入っているかわからない、といったこともありません。

・現金を触れずに済む
キャッシュレス決済を利用することで、現金に触れずに会計を済ませることが可能です。新型コロナウイルスの流行により、非接触でのやりとりが好まれるようになっており、キャッシュレス決済は時代の流れにも即応しているといえます。

●デメリット

・導入していない店舗がある
クレジットカードやQRコードなどの決済方法は、店舗やサービスによって導入していないことも。そのため、安心して買い物するにはある程度の現金を持ち歩く必要があります。よく利用する店舗がキャッシュレス決済に対応しているか事前に確認しておきましょう。

・不正利用のおそれがある
キャッシュレス決済では、スマホやカードを紛失したり盗難にあったりすると、不正利用されるおそれがあります。そのほかには、悪質なサイトによる情報の抜き取りや、フィッシング詐欺などのリスクにも注意しなければなりません。暗証番号の管理を徹底し、利用履歴をこまめに確認して不審な点があればすぐにカード会社へ問い合わせることが大切です。

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・使いすぎる可能性がある
後払いタイプのキャッシュレス決済は、手持ちの現金がなくても利用できてしまうため、使いすぎる可能性があるのも注意点です。Webサイトや専用アプリで支払い履歴をこまめにチェックし、計画的に利用する必要があります。

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●Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)とは?

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■日々の支払いをキャッシュレス化して生活を便利にしよう

日本のキャッシュレス化の流れは、世界と比べると緩やかではあるものの、今後も確実に進んでいくと予想されます。今までキャッシュレス決済に抵抗があった方も、前払い・即時払い・後払いの中から自分に合ったものを選んで生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。使いすぎが心配な方には前払いや即時払いタイプ、アプリと連携して管理ができる方には後払いタイプがおすすめです。「Visa LINE Payクレジットカード」なら、普段使用しているLINEを使ってカード管理が行えます。


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