食費の平均額は1カ月いくら?予算の立て方や節約術、家計の管理方法

公開日2021.10.27最終更新日 2021.10.27
節約を考える上で、真っ先に思いつくのが「食費」の削減です。食費は家計割合において、もっともコントロールしやすく、成果につながりやすい支出項目といえます。しかし、食事は家族の健康に直結する大切な要素であり、無理やり予算だけ減らすのはおすすめできません。そこで今回は、国が公表した「1カ月あたりの食費の平均額」を参考にしつつ、適切な予算の組み方や節約術、家計管理方法についてご紹介します。

《TOPICS》
■【2020年度版】食費の平均額は1カ月いくら?
■食費の予算を立てる方法
■簡単にできる食費の節約術を解説!
■食費の管理にクレジットカードがおすすめな理由
■食費の平均額を把握して、節約計画を立てよう

■【2020年度版】食費の平均額は1カ月いくら?

予算の立て方や節約術を知る前に、まずは全国的な食費の月平均を把握しましょう。ここでは、総務省が公表した資料をもとに、2人以上の世帯における食費の平均額をご紹介します。


●食費の平均額(1カ月あたり)

総務省統計局の調査によると、1カ月あたりの食費および費目別の平均額は、次の通りです。 消費支出の費目別対前年増減率(二人以上の世帯)
費目 月平均額(円) 実質増減率(%)
食料 80,198 -1.7
穀類 6,835 4.5
魚介類 6,445 5.1
肉類 8,256 9.8
乳卵類 4,126 7.3
野菜・海藻 9,353 4.7
果物 3,386 -1.8
油脂・調味料 3,979 10.1
菓子類 7,128 -4.2
調理食品 11,041 2.5
飲料 4,982 3.3
酒類 3,856 12.8
外食 10,811 -28.2


一例として、同調査の2人以上の世帯を対象とした「消費支出の費目別対前年増減率」をみていきます。こちらが夫婦・カップルなど、二人暮らしも含めたデータです。調査によると、2020年度の1カ月あたりの食費の平均額は、80,198円でした。対前年同月比でいずれの費目も-0.3%の減少、実質増減比は-1.7%です。

単身世帯(一人暮らし)における食費の平均額は41,373円で、実質増減率は-7.8%と大きく減少。そして単身世帯を含めた総世帯の平均額は66,678円です。実質増減率も-3.6%に減少しています。つまり、1人あたりの食費は、2人以上の世帯よりも「単身世帯の方が高い」ことが分かりました。

世帯人数にかかわらず、食費の実質増減率は減少傾向にあります。とりわけ肉類・酒類の増加幅は大きく、菓子類はやや減少、外食は-22.8%と大幅に減少しました。さらに同調査では、消費支出を占める食費の割合を表す「エンゲル係数」は27.5%と、対前年比で1.8ポイント上昇したことを明らかにしています。


●新型コロナウイルス感染症の食費への影響

新型コロナウイルス感染症が、私たちの日常生活の与えた影響ははかりしれません。特に変化したのが消費行動です。厚生労働省が推進する"新しい生活様式"にならい、感染症対策を念頭に置いた外出自粛、密集・密接回避を目的とした店舗の営業時間短縮、一般企業におけるリモートワーク(在宅勤務)の導入などが浸透し、私たちの「当たり前」は過去のものとなりました。

中でも食事に関する消費行動は、新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けたとされます。分かりやすい例が、「巣ごもり需要」による"内食割合"の増加です。"内食"はいわば自炊であり、飲食店で食事を楽しむ外食の対義語として使われます。

その実態は、「家計調査報告(家計収支編)2020年(令和2年)平均結果の概要」からもみて取れます。調査によると、あらゆる世帯で食費の平均額は、対前年同月比で減少傾向にあります。一方で、生活水準と反比例の関係にあるエンゲル係数は増加。一般的に、生活水準が低いとエンゲル係数は高くなる傾向にあります。外食(費目)の大幅な減少から、積極的に自炊する節約志向の人が増えたと考えられます。


■食費の予算を立てる方法

全国の平均額を把握したら、月々の食費の予算組みを行いましょう。ここからは、2つの観点から予算を立てる方法と、それぞれの特徴やメリット、注意点をご紹介します。


●収入から予算を立てる方法

家計収入から光熱費や通信費、ローン返済などの生活費・固定費を差し引き、残ったお金から食費を捻出する方法です。あらかじめ貯金額も差し引いて計算するのがポイント。これによって着実に貯金しつつ、収入に見合った予算計画を立てることができます。家計収入と予算を"みえる化"することで、お金の使いすぎを防ぎやすくなるのも嬉しいポイントです。

収入から予算を立てる方法の場合、正確な家計管理が欠かせません。そもそも我が家の収入・支出のバランスや、お金の流れを把握しておかなければ、どれだけの額を食費に充てられるのかが不透明なためです。家計簿を毎日つける必要があるため、人によってはハードルの高い方法に感じられるかもしれません。

●エンゲル係数から予算を立てる方法

エンゲル係数とは、消費支出における食費の割合のことです。ドイツの社会統計学者「エルンスト・エンゲル」が1857年に提唱した考え方で、「1世帯あたりの生活水準の高低を表す指標」でもあります。一般にエンゲル係数は、家計収入の15~20%が適正数値とされており、食費の予算を立てる上で役立ちます。

前提として、エンゲル係数は生活水準が高まると減少する性質があります。これは「生活が豊かになる=食費などの固定費を節約する必要がなくなる」という"エンゲルの法則"にもとづくためです。数値自体は「食費÷消費支出×100」で算出可能。たとえば、ある世帯の月々の食費が約5万円、消費支出が15万円の場合、でエンゲル係数は「5÷18×100=27.7%」となります。

上記の場合、15~20%の適正数値を大きく超えていることが分かります。実際に計算してみると、消費支出18万円の27.7%は4万9,860円です。食費の高さが、感覚的に分かるレベルです。

エンゲル係数の適正値から考えると、家計収入が30万円である場合、食費4万5,000~6万円が適正となります。なお、エンゲル係数から食費を考える方法では、子供の人数や年齢、食事量などは考慮しません。そのため、最終的に予算を超過したり、逆に余したりすることも少なくありません。設定予算は目安として考え、その都度調整して精度を高めるのが望ましいでしょう。


■簡単にできる食費の節約術を解説!

家計収入またはエンゲル係数をもとに考えると、食費が予算オーバーすることが少なくありません。そこで、誰でも簡単に取り組める食費の節約術をいくつかご紹介します。


●食材はまとめ買いをする

食材のまとめ買いは、節約の基本です。設定した予算の範囲内で、1週間1回を目安にまとめ買いしましょう。購入食材は、その週の献立表に沿って選ぶのが基本。週初め・週終わりにメニューを作成し、必要食材をすべて書き出すことをおすすめします。

その都度食材を買い足す場合、値段につられて不要な品を手に取ることが少なくありません。その積み重ねが無駄な出費となり、食費の肥大化につながるのです。また、食材の買い出しは食後がおすすめ。朝食後・昼食後など、お腹が満たされているときに足を運ぶことで、余計な品を買うリスクを減らせます。

まとめ買いする食材は、できるだけ安いものを選びたいところです。スーパーなどの特売日に足を運ぶのはもちろん、賞味期限の近い"見切り品"をあえて狙うのもおすすめです。その日の内に調理すれば美味しく食べられるほか、商品ロス削減にも貢献でき、一石二鳥でしょう。

また、食材の買い出しはスーパーがベストです。家族の人数が多い(3人家族・4人家族など)場合は、「業務用スーパー」などでまとめ買いするとお得でしょう。逆に、コンビニはNGです。手軽な半面、販売価格が割高なのでまとめ買いには不向きです。


●昼食には弁当を持参する

ついコンビニなどで昼食を買いがちですが、節約を考えるなら手作り弁当良いでしょう。平日の食費を節約しやすく、それでいて栄養バランスも取れるのが魅力。特に育ち盛りの中学生・高校生の子供がいる世帯では、可能な限り弁当を持たせたいところです。

ただし、仕事の都合で弁当を用意できないケースも少なくありません。そんなときは、社会人であれば中食でお昼を済ませる手があります。中食はいわゆる「テイクアウト」のこと。店舗で購入した弁当・お惣菜を持ち帰り、会社などで食べます。外食に比べて低コストなので、一定の節約効果は期待できるでしょう。

おすすめは、「自炊+テイクアウト」の組み合わせです。冷凍保存したご飯を持参し、おかずやサラダのみテイクアウトします。外食よりも出費を抑えられるほか、その日の気分に合わせてメニューを変えられるメリットがあります。


●冷蔵庫の中身を管理する

冷蔵庫を"みえる化"することで、購入した食品を無駄なく活用しやすくなります。つまりは冷蔵庫の在庫管理で、中に何が入っているのかを把握しておけば、余計な品を買わずに済むといった考え方です。

また、食費の節約が苦手な方は、冷蔵庫の中身が整理されていない傾向にあります。まずは既存の食材で献立を考え、消費してから節約に取り組みましょう。冷蔵庫の在庫管理に努めれば、自然と節約効果が得られるほか、食品ロスの削減にも貢献します。


■食費の管理にクレジットカードがおすすめな理由

予算の立て方や節約術を学んだら、本格的に食費管理を始めましょう。ここでは、食費管理にクレジットカードがおすすめの理由についてご説明します。


●利用明細が自動的に記録される

クレジットカードは使ったタイミングで、その利用明細が自動記録されます。クレジットカードの利用明細は大きく分けて2種類、紙の明細とWEB明細があります。WEB明細とは、各クレジットカード会社の公式サイトまたは公式アプリから、内容明細を確認できるオンラインサービスの一種。いつ・どこで・どのような品に・いくら使ったのか一目で分かるほか、プリンターで印刷することも可能です。

WEB明細は使い方を工夫することで、家計簿代わりになります。まず、カードの利用履歴が自動的に登録されるので、スーパーなどで買い物をした際にも、記録漏れの心配がありません。その都度家計簿に記入する手間を省けるのは、嬉しいポイントです。また、現時点でどれだけ食費を使ったかが一目瞭然となるため、無駄な出費に気づきやすくなるのも魅力です。これらの理由により、現金で食費を管理する場合に比べ、節約効果が高まると考えられます。

クレジットカードによっては、家計簿アプリとの連携サービスを提供しています。たとえば、スーパーで3,000円分の食材を購入しクレジットカードで支払う場合、その利用データが家計簿アプリに自動送信され、「支出」や「食費」の項目に反映される仕組みです。知名度の高いカードとしては、「Visa LINE Payクレジットカード」が家計簿の自動記録に対応しています。

節約成功の鍵を握る家計簿ですが、手作業での記入・入力はどうしても手間に感じるものです。家計簿アプリなら、自動的に蓄積されるデータを分析することで、見直すべきポイントが分かります。「家計簿は続かなくて...」と悩む方は、こうしたサービスも上手く活用してみましょう。

●家族の食費を管理しやすい

家族全員の消費を管理するなら、クレジットカード会社が発行する「家族カード」を使ってみましょう。家族カードは、メインカードとは別に発行できる「契約者の家族のみ持てるカード」のことです。たとえば、4人家族のお父さんがカード会員である場合、家族カードは配偶者であるお母さん、18歳以上の子供に持たせることができます。

家族カードの利用明細は、メインカードの利用明細とあわせて一覧表示できます。お金の流れを"みえる化"することで、食費を含む家計のやりくりがしやすくなるでしょう。家族カードはさまざまなクレジットカード会社が発行しており、Visa LINE Payクレジットカードもその1つです。

●食費でポイントが貯まってお得になる

食費をクレジットカードで支払うことで、カード独自のポイントが貯まります。ポイントで買い物を楽しんだり、豪華景品に交換できたりするためお得です。さらに家族カードの利用で獲得したポイントは、メインカードのポイントと合算されるのが一般的です。食費などの家計管理を行いつつ、効率的にポイントを貯められます。なお、Visa LINE Payクレジットカードの家族カードは、1枚目まで年会費が無料です。

そんなVisa LINE Payクレジットカードですが、ポイントの基本還元率は2%です。「高還元率カード」とも呼ばれる1枚で、どのような利用シーンにおいても、最低2%のポイント還元が受けられます。

年会費は初年度無料。翌年以降は、一度の利用で1,375円(税込)の 年会費が無料になります。したがってVisa LINE Payクレジットカードは、年会費が実質無料のクレジットカードといわれます。


■食費の平均額を把握して、節約計画を立てよう

食費の平均額が分かれば、「どのくらい節約すれば良いのか?」が自然とみえてきます。とりわけ予算設定においては、家計収入とエンゲル係数、いずれかを目安に考えるのがおすすめです。それぞれメリット・デメリットがあるため、家族構成やライフスタイル、継続性などから選ぶと良いでしょう。

また、食費管理にはクレジットカードを活用してみましょう。食費は毎週・毎月の支出であるため、Visa LINE Payクレジットカードのような、基本還元率の高い1枚がおすすめ。同カードの基本還元率は2%と高く、普段使いに最適なクレジットカードです。これからクレジットカードをつくる予定の方は、ぜひ、Visa LINE Payクレジットカードの発行をご検討ください。



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