同棲にかかる費用の相場|始める前に決めるべき分担ルールと節約方法

公開日2021.10.25最終更新日 2023.09.18

カップルが同棲する場合、事前にどれくらいの費用がかかるのか把握しておかないと、後からトラブルに発展する可能性があります。どのような費用が発生するのか、事前に理解しておきましょう。

また一緒に暮らす上でルール付けをしていないと、揉めてしまい同棲が解消されてしまうケースもあります。二人暮らしを始める前に、しっかり話し合いを進めておくことが大切です。

今回は同棲には、どれくらいの費用がかかるのか平均的な相場や、同棲生活における節約のコツなどについて解説していきます。

《TOPICS》

■同棲にかかる費用の基礎知識
■同棲にかかる費用の相場
■同棲にかかる費用を抑える方法
■同棲費用はどれくらいかかるのか事前に把握しておこう

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■同棲にかかる費用の基礎知識

同棲する前に、どれくらいの費用がかかるのか知っておくことは大切です。同棲にかかる費用の基礎知識について解説していくので、参考にしてみてください。


●同棲は経済的メリットが大きい

実は同棲をした方が一人当たりの生活費の支出は抑えることができます。単身世帯の場合は、毎月の平均支出が150,506円ですが、二人以上の世帯は一人当たりの平均支出は94,212円というデータがあるのです。二人以上の世帯の一人当たりの平均支出の計算は、世帯の平均支出277,926円に対して、平均世帯人数2.95人を割ることで算出できます。


●同棲の費用分担は事前に決めておくほうが良い

同棲する上で後からトラブルに発展しないためにも、費用の分担はしっかり決めておく必要があります。主に同棲で考えられる費用分担の方法は3つです。

まず一つの方法として考えられるのが、全て折半するというものになります。ただ男女の収入に差がある場合には、不満が生まれる原因になるので注意が必要です。

次に考えられる方法が、収入の額によって費用分担を決めるという方法になります。彼氏など月収の多い方が負担割合を多く受け持つというもので、あまり不満は起こらずスムーズな方法と言えるでしょう。

最後に挙げられるのが、用途に応じて分担を決めるという方法です。例えば外食する時は男性が支払い、自炊でかかる食材の購入費用は女性が支払うという分担方法があるでしょう。

またトラブルにならないためにも、共通の財布を作っておき、二人それぞれが毎月一定の資金を出し合うというのもおすすめです。月々のお金の動きが可視化されるので、無駄遣いを減らすきっかけになります。


■同棲にかかる費用の相場

同棲を始める前に、どれくらいの費用がかかるのか相場を確認しておくことも大切です。同棲にかかる費用の相場について解説していくので、参考にしてシミュレーションしてみてください。


●初期費用の内訳と相場

敷金 家賃の1~2カ月分
礼金 家賃の1~2カ月分
仲介手数料 家賃の0.5~1カ月分
保証会社利用料 家賃の0.5~1カ月分
前家賃 家賃の1カ月分
日割り家賃 初月の入居日数分の家賃
火災保険料 1~2万円
鍵交換費用 1~2万円
引っ越し費用 距離や時期、荷物量により異なる
家具・家電購入費用 購入する商品や数量により異なる



一般的に賃貸借契約を行う際にかかる初期費用は、家賃の5~6カ月分と言われています。他にも引っ越し費用や家具・家電を購入する費用もかかるので、同棲するためにも予算は余裕を持って準備しておくことが大切です。

初期費用だけでも多くのお金がかかるため、前もって2人で貯金をしておくほうが良いでしょう。手持ちの資金に不安がある場合は、不動産会社の中には、クレジットカードで初期費用を分割払いにできることもあるので、希望する方はカード払いに対応している不動産会社を探してみてください。


●家賃の相場

二人で同棲するなら、相応の間取りの部屋を借りる必要があります。おすすめは1LDK・2DK・2LDKの間取りです。

東京都内なら10万円台前半、他の地域では6万円台で部屋が借りられるでしょう。そのため、首都圏に住む場合には、東京限定で賃貸物件を探すのではなく、千葉や埼玉といった近隣の県を選ぶという選択肢もあります。

家賃については、一般的に毎月の手取り収入の30%以下が目安と言われているようです。同棲する2人の手取り収入の合計額から30%以下となる家賃という条件で物件を探すと良いでしょう。

その時に家賃の費用負担の割合は、相談して決めておくことが大切です。後から決めるとトラブルの原因になるおそれがあります。互いの年収に応じて負担割合を決めるのが良いでしょう。

●生活費の内訳と相場

食費 80,198円
光熱費・水道費 21,836円
家具・家事用品購入費 12,708円
被服および履物購入費 9,175円
保険医療費 14,296円
交通費・通信費 39,972円
教養娯楽費 24,987円
その他の費用 47,088円



上記の表に記載している項目別の数値は、総務省統計局の調査によるもので、2020年の二人以上の世帯の平均支出です。二人以上の世帯の平均世帯人数は2.95人なので、子供のいない同棲カップルの場合は、この平均相場よりも支出を抑えることができるでしょう。

生活費の出費の多くを占めているのは、単身世帯と同様に食費・交通費・通信費・教養娯楽費などです。平均よりも多い支出項目がある場合はライフスタイルを見直しましょう。


■同棲にかかる費用を抑える方法

結婚を見据えて同棲を始める場合は、将来の結婚資金の確保も重要です。同棲にかかる消費支出を抑えて資金を確保するためにはどうやりくりすれば良いのか、節約のポイントを紹介します。


●初期費用を抑える方法

・すでに片方が住んでいる部屋で暮らす
初期費用を抑えるためにも、どちらかが一人暮らしをしている部屋で一緒に暮らせば、新居の物件選びにお金をかけずに新生活をスタートできます。すでに住んでいる人の引っ越し費用や、敷金・礼金などの初期費用を抑えることができるでしょう。

・初期費用の少ない物件を探す
賃貸物件の中には、敷金や礼金などが0円のゼロゼロ物件や、一定期間家賃が無料のフリーレント物件があります。そういった物件を選択すれば、初期費用を抑えることができるでしょう。また不動産会社の中には、キャンペーンを実施しており、仲介手数料の金額を減らしてくれることがあります。

・家具や家電は使えるものを再度利用する
新しい家具や家電を購入せず、現在使っている物を再度利用すれば、同棲する際の初期費用を抑えることができます。また、リサイクルショップなどを利用して、中古商品を中心に選べば安く手に入れることも可能です。エアコンなどの家具家電付きの物件を選ぶという選択肢も良いでしょう。

・引っ越し時の荷物の量を抑える
引っ越し業者に荷物を運んでもらう場合、荷物の量が多いほど、利用料金が高くなります。そのため、同棲の初期費用を抑えるためにも、荷物の量は最小限にして、利用料金を抑える方法もおすすめです。

・繁忙期を避けて引っ越しする
引っ越し業者が繁忙期の時は、閑散期と比べると利用料金が高くなる傾向があります。そのため、繁忙期である3~4月は避けた方が良いでしょう。一方で、6月や11月などの閑散期は引っ越し需要が少ないため、引っ越し料金を安く済ませられることがあります。


●毎月の支出を抑える方法

・生活リズムを合わせる
お互いの生活リズムが異なると、月々の照明の電気代や光熱費が高くなってしまうおそれがあるでしょう。そうならないためにも、起床や就寝といった生活リズムを合わせて無駄な支出が増えないように対策を行うことが大切です。

・1DKの間取りを選んで家賃を抑える
1LDKや2LDKと比べると、1DKの間取りは家賃が低く設定されていることが多いです。間取りの広さによっても家賃は異なりますが、より安く家賃を抑えるなら1DKを選ぶことも視野に入れておきましょう。

・自炊を増やし、弁当を作る
毎日外食やコンビニ弁当などを購入していると、毎月の食費が高くついてしまいます。できるだけ支出を抑えるためにも、自炊の機会を増やしてお昼は弁当を作るのも良いでしょう。また、弁当を作る時に朝食も作ってしまえば、光熱費の節約につながります。

・一緒に家計簿を付ける
支出を抑えるためにも、何にお金を使っているのか理解することが大切です。そのためにも、二人分の家計簿を付けて支出が多い原因を突き止めることも重要です。一緒に家計簿を付けることで、節約すべき費用を共通認識できるようになるでしょう。特にスマホやネット回線などの通信費用は、契約プランの見直しなどで節約しやすいため、一度チェックしておきましょう。


■同棲費用はどれくらいかかるのか事前に把握しておこう

二人で同棲を始めるなら、どれくらいの費用がかかるのか事前に把握しておくことは大切です。後から費用分担について揉めないためにも、前もって話し合いを進めておくことは重要になります。

また、同棲する部屋の初期費用などの支払いでまとまったお金がない時は、クレジットカードの分割払いという手段もあります。中でもVisa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)は、カード使用時に一括払いを選択していても、後から分割払いに変更できます。

さらに、基本還元率が1%と比較的高いため、どこで使用してもポイントが貯まります。初期費用などの高額のお買い物で一括払いを使用し、後から分割払いに変更することで、まとまったお金がなくても効率的にポイントを貯めることができるのも特徴です。


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