新社会人におすすめのクレジットカード|作る時期と選び方のポイント

公開日2021.10.18最終更新日 2024.12.03

日常の買い物だけでなく、公共料金の支払いや航空券の購入などにも利用できるクレジットカード。新社会人になると初任給も手に入り、学生時代よりもまとまった金額の出費が増えるため、「クレカを作りたい」と考える方も多いでしょう。

本記事では、新社会人がクレジットカードを作るメリットや注意点、カードの選び方、比較時のポイントなどを徹底解説します。新社会人が初めてクレジットカード発行するのにおすすめの1枚も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

《TOPICS》
■新社会人はクレジットカードをいつ作るべき?
■新社会人のクレジットカードにおける審査・限度額の傾向
■新社会人として恥ずかしくないクレジットカードは?
■新社会人がクレジットカードを作るメリット
■新社会人がクレジットカードを選ぶポイント
■新社会人がクレジットカードを作る際の注意点
■新社会人がクレジットカードを作る際によくある疑問
■新社会人は使い勝手の良いクレジットカードを選ぼう

■新社会人はクレジットカードをいつ作るべき?

新生活にむけてクレジットカードを作りたいと考えている場合、いつ作るべきかで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ここでは、新社会人におすすめのクレジットカードを作るタイミングについてご紹介します。


●クレジットカードはいつから作れる?

多くのクレジットカード会社では、審査基準として「高校生を除く18歳以上」という申込資格を設定しています。それを満たした方であれば、どのタイミングでも申し込むことが可能です。未成年の場合は親権者の同意も合わせて求められますが、それ以外の制限はありません。ただし、社会人として働いている場合でも、中学校卒業直後など、18歳以上の申し込み条件を満たしてしない場合は申し込めないため注意しましょう。

●新社会人が新たにカードを作るタイミングは?

学生時代にクレジットカードを作っておくか、それとも社会人になってから作るかはメリットをしっかり比較してから選ぶことをおすすめします。
新社会人として入社後にクレジットカードを発行することはもちろん可能です。一方で、入社前の学生時代でも発行は可能ですが、属性は「学生」となります。入社後であれば属性は「会社員」となり、学生と比べて限度額が高くなる可能性があります。カードの限度額を増やそうとしても、入会後6カ月は増額を申し込めない場合が多いため、初めから限度額を高めやすいのは大きなメリットといえるでしょう。職場に試用期間がある場合、限度額重視で発行を考えるなら、本採用となるタイミングに作成するのがおすすめです。
学生時代からクレジットカードを作っておく場合は、職場に在籍確認される不安がない点が、気持ちの面での大きなメリットといえるでしょう。また、新社会人として働き始めると、日々忙しくなり、クレジットカード発行に割く時間が取れなくなる可能性もあります。時間に余裕のある学生のうちに、事前に準備しておくと効率的です。


■新社会人のクレジットカードにおける審査・限度額の傾向

クレジットカードを発行するにあたり、カード会社は申請した本人の属性や信用情報をもとに審査します。ここでは、勤続年数や年収が少ない新社会人が申請した場合、審査や限度額にどのような影響が出るのかをご紹介します。


●クレジットカードの審査の傾向

新社会人は、一般的にクレジットカード発行の審査落ちはしにくいとされています。カード会社側にとって、新社会人は将来的に優良顧客だと考えられるためです。クレジットカードの審査には、申請した本人の勤務先・年収・勤続年数などの属性や、他のローンの借り入れ状況、支払い状況などの信用情報が重視されます。新たに社会人となる場合は、年収や勤続年数は少なくても柔軟に審査される傾向にあります。


●クレジットカードの限度額の傾向

初めてクレジットカードを発行する新社会人の場合、限度額は10~30万円程度と低めの金額に設定される傾向にあります。新社会人は勤続年数が短く、安定した収入が入ると現時点では判断しづらいためです。審査基準がカード会社によって異なるため、限度額の具体的な金額は審査を通さないことにはわかりません。限度額を上げたい場合は、年収を上げるかカードの利用実績を積む必要があります。なお、多くのカード会社では、増額の申請ができるようになるのはクレジットカードの発行から6カ月後と決められています。


■新社会人として恥ずかしくないクレジットカードは?

クレジットカードは個人的な決済手段の一つであるため、どんなカードを持っても問題ありません。しかし、ビジネスシーンで使用する機会があった場合、先輩や同僚、取引先の方などの目に触れる可能性があります。社会人としての信用を失うなどのデメリットにつながるため、安心感のあるカードを選びましょう。ここでは、新社会人として恥ずかしくないカードや、避けた方がいいカードについて解説します。


●恥ずかしくないカード

・シンプルなデザインのカード

ビジネスシーンで利用するなら、シンプルなデザインのカードがおすすめです。社会人になると、会食・打ち合わせ・接待など、飲食店での支払いにクレジットカードを使う機会も多くなるでしょう。支払い時にカードのデザインが取引先の方や同僚の目に触れるケースもあるかもしれません。クレジットカードのデザインがフォーマルな場にふさわしくない場合、本人の資質を疑われてしまうおそれがあります。たとえば、子どもっぽいデザインのクレジットカードを使っていると、本人まで「子どもっぽい人だ」という印象を持たれてしまう可能性も。ビジネスシーンで使用するカードは、できるだけシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。


・銀行系のカード

銀行系クレジットカードは信頼性が高いイメージがあるため、社会人としての信頼を高められるでしょう。一般的に、銀行系クレジットカードは発行の審査が厳しいとされています。そのため、ビジネスシーンで使用していても恥ずかしくない、信頼性の高いカードだといえます。


・国際ブランドが発行するプロパーカード

国際ブランドが直接発行しているプロパーカードなら、ステータス性が高いため、ビジネスシーンで使用しても間違いないでしょう。クレジットカードにおける「国際ブランド」とは、JCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブなどを指します。多くの場合年会費がかかりますが、サービス特典が充実しているのが特徴です。


・ゴールドカード

ゴールドカードとは、特定の条件を満たした人のみが入会できる、さまざまな特典や付帯サービスのついたクレジットカードです。一般的なクレジットカードよりも審査基準が厳しく、年会費が高いという特徴がありますが、その分社会的な信用も得やすいといえます。年収や勤続年数、年齢制限が設けられている場合がほとんどですが、新社会人でも発行できるゴールドカードもあります。


●避けたほうが良いとされるカード

・アニメなどがデザインされたカード

クレジットカードには、キャンペーンの一環としてアニメや映画、キャラクターなどのコラボデザインが発行されることがあります。好きなアニメやキャラクターがデザインされたカードは、ファンとしてコレクションしておきたいもの。しかし、ビジネスシーンで使用するのは避けて、プライベートとはデザインを使い分けると無難です。


・消費者金融系のカード

消費者金融とは、個人に対して金銭を融資している業者を指します。消費者金融系のカードは、一般的なクレジットカードとは異なり、キャッシングやリボ払い目的で作る人が多いのが特徴です。ビジネスシーンにおいては、取引先からの信頼に関わる場面で使う際、印象にやや注意が必要といえるでしょう。


・流通系のカード

流通系カードとは、小売業者が発行しているクレジットカードのことです。提携店舗で使用することで、カードポイントがより多く貯まるという魅力があります。多くのメリットがありますが、主に個人の生活費の支払いに使われる印象があることから、ビジネスシーンではカードの使い分けも検討しましょう。


■新社会人がクレジットカードを作るメリット

新社会人や新入社員として働き始めると、家賃や光熱費、携帯電話料金、その他諸々の生活費などなど、自身で管理しなければならない支払いも増えてきます。そんなときは、簡単に支払い管理ができ、ポイント還元や利用付帯サービスなども充実しているクレジットカードを検討しましょう。こちらでは、新社会人がクレジットカードを作るメリットやおすすめポイントをご紹介します。


●優遇された年齢制限付きのカードに申し込める

新社会人がクレジットカードを作成する大きいメリットは、優遇された年齢制限付きのカードに申し込める点です。「若い世代はまだ経済的に安定しておらず、返済能力が足りないと判断されやすいのでは?」、「クレジットカードの審査が通りにくいのでは?」と思う方も多いでしょう。しかしなかには、20~29歳の20代限定や18〜25歳、または39歳以下限定など、若い世代に限定して、還元率や年会費などが優遇されているカードもあるのです。新卒で会社に入った直後の新入社員であれば、このような優遇されたカードに申し込むことが可能です。申し込み条件の期間が限られているため、早めのタイミングで新規入会するほどお得になりやすいといえます。


●ビジネスシーンの急な出費に対応しやすい

クレジットカードを1枚持っておくことで、ビジネスシーンの急な出費に対応しやすいのもメリットです。社会人になると、出張時の旅費交通費や取引先との接待交際費、通勤時の定期券代の立て替えなど、突然まとまった金額のお金が必要になる機会も珍しくありません。クレジットカードを持っていれば、現金を下ろすためにATMに行く手間も不要になり、安心してスムーズに支払うことができるため便利です。


●新生活に必要なまとまった支出に対応しやすい

クレジットカードを利用することで、新生活に必要なまとまった支出に対応できる点も魅力です。新社会人になると、一人暮らしなど新生活をスタートさせる方も多いでしょう。一人暮らしを始める場合、引っ越し費用や家具・家電の買い物費用などが必要です。数万円から数十万円かかるケースも多く、手元に多額の現金を用意しておくのは不安に感じることもあります。この点、クレジットカード払いを利用すれば、引き落とし口座にお金を用意しておくだけで、キャッシュレスで必要なものを揃えることが可能です。クレジットカードには分割払いやボーナス一括払いなどの支払い方法もあり、これらを活用することによって高額な買い物もしやすくなります。ただし、支払いが翌月以降になることが多いため、しっかり計画を立てつつ使い道に注意しましょう。
また、公共料金やインターネット通信費、家賃などの固定費の支払いにも、クレジットカードが役立ちます。毎月一定の金額を支払うため、ポイントが貯まりやすく、支払いを忘れる心配もありません。さらに、クレジットカード会社のアプリと家計簿アプリや銀行アプリを連携させると、月々の利用料金や利用明細を一覧で確認でき、家計管理にも便利です。


●若いころからクレジットヒストリーを積める

新社会人になった段階でクレジットカードを作ることで、若いころからクレジットヒストリーを積むことができるのもメリットです。クレジットヒストリーとは、カードやローンの利用履歴を指し、信用情報機関を経由して加盟店に共有されています。良いクレジットヒストリーを多く積んでおくと、将来ブラックカードやゴールドカードなどステータスの高いカードを作る場合に有利になりやすいというメリットも。さらに、住宅ローンの審査を受ける場合に信用されやすい傾向にあります。ただし、支払いの遅延や延滞などをしてしまうと、信用情報に傷がつき、カードの更新や入会ができなくなるリスクが高くなるため注意しましょう。


■新社会人がクレジットカードを選ぶポイント

新社会人が選べるクレジットカードには、ポイント還元率や年会費、国際ブランド、付帯保険の種類などに応じて、それぞれ強みの異なるカードが存在します。クレジットカード選びで失敗しないためには、以下のポイントを押さえておくと安心です。


●還元率の高さ

クレジットカードをお得に利用したい場合は、カード利用時の還元率の高さに注目しましょう。クレジットカードは、一般的に利用額に応じてポイントが付与されます。例えば、通常ポイントの還元率が0.5%の場合、1万円の利用で1万×0.005=50円相当のポイントが付きます。ポイント付与の還元率が高いカードを選べば、より多くのポイント加算が期待でき、ギフト券やマイル、クーポンなどに交換可能です。
また、特約店や優待店など、特定のショップで使用すると還元率がポイントアップされるクレジットカードもあります。自分が普段使いしている店舗が含まれているか、ポイントプログラムの内容を確認してから決めるのがおすすめです。目安としては、基本還元率1%以上のものを選択すると良いでしょう。基本還元率とは、どこで利用しても得られる最低限の還元率のことです。


●年会費の有無

クレジットカードには、「初年度年会費無料」「年会費永年無料」などを実施しているカードがあります。1、2年目の新社会人は、働き始めたばかりで十分な経済力があるとはいえません。トータルの利用金額や頻度の目安が明確になるまでは、年会費が負担になってしまう可能性が高いため、年会費のかからないカードを選ぶのがおすすめです。年会費無料のカードは「一般カード」と呼ばれ、ゴールド・プラチナ・ブラックとランクアップするごとに年会費が上がっていきます。
年会費無料のカードであっても、サービスが劣っているわけではありません。国内・海外旅行傷害保険やショッピング保険などが付帯しているカードが多いため、初めてクレジットカードを契約する方でも安心です。


●国際ブランドの種類

社会人になり、初めてクレジットカードを作る場合は、国際ブランドから選ぶのがおすすめです。国際ブランドとは、世界中の国や地域で使用できるブランドのことです。「VISA」「JCB」「Mastercard(マスターカード)」「American Express(アメリカン・エキスプレス、アメックスカード)」「Diners Club(ダイナースクラブ」を世界5大ブランドと呼びます。なかには、「EPOS CARD(エポスカード)」のように、日本国内でのみ使用できるブランドもあります。加盟店数や対象店舗数、サービスの充実度を踏まえると国際ブランドのカードを選ぶのが無難です。


●付帯サービスの充実度

年会費無料や初年度無料のカードにも付帯サービスは用意されていることが多いですが、その充実度はカードによって異なります。よりお得にクレジットカードを利用するには、付帯サービスが充実したカードを選ぶのがおすすめです。具体的には、店舗での利用が多い方は、加盟店で割引などを受けられる優待サービスが受けられるカードを選ぶと良いでしょう。たとえば、旅行に行く機会の多い方は、国内・海外旅行保険や、万一のケガや盗難に備えて旅行傷害保険がついているカードがおすすめ。一方、出張などで海外を訪れることが多い方には、空港ラウンジの無料利用権などが付いているカードがおすすめです。その他には、キャッシングやリボ払い機能の有無、家族カードやETCカードを発行できるか、電子マネーへの対応などもチェックしておくと便利です。


●入会キャンペーンの有無

クレジットカード会社では、多くの方に利用してもらうために、さまざまな新規入会キャンペーンを実施しています。「WEBからの発行でポイントキャッシュバック」「無料ポイントプレゼント」「期間内に一定の金額利用で商品券のプレゼント」などが代表的です。入会キャンペーンの有無は使い勝手に影響しませんが、入会特典を受け取るには条件があったり、受け取れるポイントが期間限定ポイントだったりするケースもあります。特典を重視するなら、事前にキャンペーン情報をしっかり確認しておきましょう。


●定期券機能の有無

クレジットカードには、SuicaやPASMOをはじめとした交通系ICカードと連携し、定期券機能を搭載できるものも登場しています。定期券を使って通勤している方には、クレジットカードと定期券を1枚にまとめられるため便利です。また、事前に設定しておけば、定期券区間外に移動する場合でも、クレジットカードから自動的にオートチャージされます。残高不足で改札で止められる心配がないため、いつでもスマートに通過できます。


■新社会人がクレジットカードを作る際の注意点

クレジットカードは、さまざまな特典が自動付帯しています。実店舗だけでなくネットショッピングの決済にも使用できるなど便利である一方、使い方を間違えるとトラブルにつながる可能性があるため注意しましょう。こちらでは、クレジットカードを作る際の注意点をお伝えします。


●使いすぎに注意し、クレジットヒストリーに傷がつかないようにする

カードの使い始めは、財布から現金が減らないため、使いすぎてしまうおそれがあります。引き落とし日に、口座の残高が不足しないよう十分注意しましょう。万が一、支払い遅延や延滞を起こしてしまった場合、クレジットヒストリーに傷がつくことになります。クレジットヒストリーに傷がついてしまうと、ローンや新たなクレジットカード作成時に、審査に通らなくなるなどのリスクが高まります。


●リボ払いはなるべく避ける

リボ払いとは、支払い分の金額が多くても、毎月の引き落としを一定金額に設定できる便利な機能です。しかし、その分手数料は高いため、なるべく利用は避けたほうが良いとされています。支払いが難しい場合は、まずは分割払いやボーナス払いを検討するようにしましょう。


●支払い口座は給与振込口座に設定するほうが良い

クレジットカードを利用する場合は、給与振込口座を支払い口座に設定するほうが良いでしょう。両者を別々にしておくと管理が難しくなってしまうためです。給料が振り込まれる口座と引き落としされる口座が別々の場合、残高不足に気付きにくく、支払い遅延が発生しやすくなります。支払いを滞納すると、金利手数料の高い遅延損害金の支払いを求められたり、クレジットヒストリーに傷がついたりする可能性があります。


●利用可能額を確認しておくことが重要

クレジットカード会社は、申込者の属性情報などを参考に、利用可能枠や利用可能額を設定します。利用可能枠はカード利用できる金額の上限を指し、ショッピング枠と呼ばれることもあります。利用可能額とは、現在利用できる金額の上限のことです。どちらもクレジットカードの使いすぎを防ぐために大切な情報です。公式サイトの会員ページなどにログインし、それぞれの金額を把握しておきましょう。


●複数のカードに同時に申し込まないようにする

カードごとに機能や付帯サービスが異なるため、複数のカードを所有することにもメリットはあります。ただし、複数のクレジットカードを契約する場合、同時に申し込むのは控えたほうが無難です。特に、キャッシング枠やカードローンを設定する場合は、「手元に現金がなく困っている状態」と判断され、審査に落ちる可能性が高まります。申し込みに関する情報は、信用情報機関に6カ月間登録されるため、2枚目のカードは6カ月以上空けてから申し込むのが良いでしょう。


●携帯電話料金や公共料金などの支払いを延滞しないようにする

クレジットカード会社の審査をパスするには、携帯電話料金や公共料金などの支払いを延滞しないことも大切です。クレジットカードの審査対象は、氏名や住所、電話番号、勤務先などの属性情報だけではありません。過去の支払い状況なども照合されるため、携帯料金や公共料金の支払いを延滞していると、返済能力が低いと見なされやすく、不利に働く可能性があります。クレジットカードを契約する予定がある場合は、支払い管理を徹底し、延滞しないように注意しましょう。


■新社会人がクレジットカードを作る際によくある疑問

新社会人として初めてクレジットカードを作る場合、申し込み方法や審査、手続きなどの面で不安に感じている方も多いでしょう。こちらでは、クレジットカード作成時に多くの方が抱く疑問について解説します。


●学生時代から使っているカードをそのまま使える?

学生時代に発行したクレジットカードを使用する場合、登録情報の更新が必要です。収入を見込みの年収額に変更しておけば、利用限度額は増額しやすくなります。
新社会人となり引っ越しする場合は、住所の変更を忘れずに行いましょう。万が一残高不足になった場合の通知ハガキが届かないため、滞納に気づかず、信用情報に傷がついてしまうおそれがあります。また、ゴールドカードへのインビテーションや、更新の際に新しいカードが届かなくなってしまうため注意しましょう。


●年収欄の記入方法は?

クレジットカードを申し込む際は、年収の記入が求められます。カードを発行した場合の支払い能力の有無を確認するためです。入社後すぐに申し込む場合など、正確な収入がわからなくても、「1カ月あたりの給与×12カ月」で算出した見込みの年収額を記入しましょう。この際、手取りではなく額面(税金などが引かれる前)の金額で年収額を算出する必要があります。また、クレジットカードは申し込み時の年収を記入するのが基本のため、内定の段階でまだ学生の場合は、年収欄は0円で問題ありません。


●申し込みからどれくらいでクレジットカードは届く?

申し込みからクレジットカードが届くまでの期間は、カード会社やカードの種類によって異なります。最短で即日審査・即日発行するケースもあれば、数営業日から数週間かかるカードもあります。カード会社の公式サイトに申し込みから郵送までの期間の目安が記載されているため、早く利用したい場合は参考にしましょう。また、審査後数分でカード発行を待たずに会員ナンバーなどのカード情報が発行され、ネット通販などに利用できるカードも登場しています。


●クレジットカードは何枚作成するのが良い?

クレジットカードは、利用限度額や支払い方法、補償内容などに応じて使い分ける方も多く、最初から複数枚契約したいと考える方もいるかもしれません。しかし、新社会人になり初めてクレジットカードを作成する場合は、まずは使いやすいカードを1枚契約するのがおすすめです。複数枚のクレジットカードを持つことで、不必要な出費がかさむ可能性があるためです。クレジットカードの仕組みや使い方に慣れてから、サブカードとして新たに1〜2枚作成し、メインカードと合わせて3枚あれば十分でしょう。


●クレジットカードの申し込みには何が必要?

クレジットカードの申し込みには、本人確認書類と利用代金が引き落とされる銀行口座、連絡が取れる電話番号の3つの情報の入力が必要です。本人確認書類として利用できるのは、運転免許証やパスポート、個人番号カードなどが代表です。健康保険証は印鑑登録証明書や住民票の写しなどと合わせて提出する必要があります。詳細については、クレジットカード公式サイトをご確認ください。


■新社会人は使い勝手の良いクレジットカードを選ぼう

新社会人になると何かと出費が増えるため、クレジットカードを1枚持っておくと安心です。日常の買い物や新生活の費用、出張費の立て替えなど、クレジットカードが活躍するシーンは少なくありません。

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