クレジットカードを使い分けるべき理由とメイン&サブカードの選び方

公開日2021.10.13最終更新日 2023.09.18

近年、複数枚持つ方も増えているクレジットカード。1人あたり平均2~3枚のカードを持っており、利用シーンに応じて使い分けている方が大半です。一見1枚で十分に思えるクレジットカードですが、何枚も使い分けるメリットはあるのでしょうか?

今回は、複数枚のクレジットカードを使い分けるべき理由を筆頭に、「メインカード」と「サブカード」の選び方などの基本情報や、おトクな「Visa LINE Payクレジットカード」の特長についてご紹介します。

《TOPICS》
■クレジットカードを使い分けた方が良い理由
■メインカードの選び方
■サブカードの選び方
■クレジットカードを使い分ける際の注意点
■使い分け時のメインカードにおすすめの「Visa LINE Payクレジットカード」
■クレジットカードを上手に使い分けて、もっとお得なカードライフを

■クレジットカードを使い分けた方が良い理由

「一般社団法人日本クレジット協会」が実施した「クレジットカード発行枚数調査」によると、2020年3月末時点における日本でのクレジットカードの発行枚数は、2億9,296万枚でした。これにより、当時の成人・人口比(1億505万人)で、1人あたり約2.8枚のカードを保有していることがわかります。

ここでは、クレジットカードを複数枚所有したり、使い分けたりするメリットをご紹介します。


●利用できなくなった際の備えになる

紛失・破損などのトラブルにより、クレジットカードを利用できなくなる可能性は否定できません。特に多いのが、磁気ストライプやICチップの損傷・摩耗による読み取りエラーです。この場合、新しいカードが発行されるまで、クレジット機能を利用できなくなります。

クレジットカードを複数枚持っている人の多くが、「メインカード」と「サブカード」で組み合わせて使い分けています。仮に計3枚のカードを保有している場合、メインカード1枚、サブカード2枚といった具合です。

普段はメインカードでお買い物やサービスを利用し、ポイント還元率が高い場合など、特定のシーンではサブカードと使い分ける方が多いです。また、メインカードが盗難にあったり、紛失したりした際の保険として、サブカードを持つ方もいます。


●保険金を合算できる

クレジットカードによっては、海外旅行保険(旅行傷害保険)やショッピング保険が自動付帯します。カードを複数枚持ちする場合、後遺障害・傷害死亡以外の補償金においては、カードごとに設定された補償額を合算できるメリットがあります。具体的には、旅中でのケガや病気、救援者費用、携行品損害・賠償責任における補償金を合算可能です。

例えば、メインカードの疾病応急治療・救援費用の補償金額が最大200万円、サブカードAが最大100万、サブカードBが最大50万円とします。左記3枚のクレジットカードを保有する場合、旅先で発生した各種費用の内、最大350万円のお金が補償されます。ただし、後遺障害・傷害死亡については対象外となるため注意しましょう。

一部のクレジットカードは、保険金の合算に条件を設けています。例えば、「同じ補償内容・同じカードブランドに限り合算可」といった具合です。カード会社により合算条件は細かく分けられているため、事前に諸条件をチェックしておきましょう。


●利用できる店舗が増える

クレジットカードの国際ブランドに対応しておらず、クレジット機能を利用できない店舗・サービスは少なくありません。特に海外で遭遇する場面が多いため、海外旅行時は異なるブランドのカードを複数枚持って行くのがベストです。

こちらは日本国内においても同様で、クレジットカードを使い分けるメリットといえるでしょう。なお、その店舗・サービスが対応する国際ブランドは、入り口やレジ横などに設置されたブランドマークのシールで判断できます。


●オンオフで使い分ければ、経費の処理がしやすい

フリーランスの方を中心に、ビジネスでクレジットカードを使う方もいるでしょう。この場合、プライベート用カードとビジネス用カードの2枚を用意し、シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。そのメリットは以下の通りです。

*プライベートとビジネス明確に切り離し、経費処理がしやすくなる
*クレジットカードのWEB明細(明細書)により、経費を漏れなく管理できる
*手違いでプライベートの支出を計上し、ペナルティを受ける可能性が低くなる

1枚のクレジットカードでプライベートとビジネス、双方の支出を管理する場合、明細が混同します。結果的に経費管理がおろそかになったり、貸借対照表や確定申告書の数値が合わなくなったりする可能性があります。フリーランスの方をはじめ、ビジネスでクレジットカードを使う場合は、仕事用の1枚をあらかじめ作っておきましょう。


■メインカードの選び方

一般的に、利用頻度がもっとも高いクレジットカードをメインカードといいます。ここでは、メインカードに適しているクレジットカードの条件や選び方を解説します。


●基本還元率の高いものを選ぶ

クレジットカードは、カード会社ごとに独自のポイントプログラムを用意されています。ポイントあるいはマイルは月々の利用金額に応じて貯まり、さまざまな景品と交換したり、お買い物に使ったりできます。重要なのは、クレジットカードごとにポイント還元率が異なる点です。

おすすめは、基本還元率1%以上のクレジットカードです。基本とあるように、コンビニやネットショッピングなどいつでも・どこで使っても1%以上のポイントを獲得できます。ただし、高還元率クレジットカードには、ポイントに付与条件を設けているケースがあるため注意しましょう。チェックしたいポイントは、次の通りです。

*そもそもポイント付与の対象になる支払いなのか?
*どれくらいの利用額からポイントが付くのか?
*月の合計利用額に対してポイントが付くのか?その都度利用ごとに付くのか?
*1ポイントあたりの価値はいくらか?

まず確認したいのは、ポイント付与の対象です。一般的には、クレジットカードの年会費や再発行手数料、電子マネー決済における残高チャージなどは、ポイント付与の対象外となります。また、ポイント付与対象となる最低利用額、付与のタイミングも重要です。

例えば、基本還元率1%のクレジットカードにおいて、ポイント付与条件が「一度の決済で200円以上」であるとします。仮に198円の品物を購入した場合、条件を満たしません。本来獲得できる2ポイントがもらえなくなるため、付与条件は細かくチェックすることをおすすめします。

また、クレジットカードごとにポイントの価値は異なります。基本還元率0.5%のクレジットカードは「1ポイント=5円」、1%なら「1ポイント=10円」で換算されるのが一般的です。ただし、1ポイントあたりの金額はクレジットカードごとに異なる可能性があるため、事前に確認しましょう。


●汎用性の高いものを選ぶ

クレジットカードは、「VISA」を筆頭に、加入店舗数の多い国際ブランドを選ぶのが良いでしょう。利用できる店舗が多いほど、ポイントを貯めやすくなり、よりお得にクレジットカードを運用できるためです。貯まったポイントは、商品券に交換したり、割引やキャッシュバックに利用できたりします。


■サブカードの選び方

ここでは、メインカードの予備にしたいサブカードの選び方をご紹介します。


●メインカードにない独自の機能を持つものを選ぶ

サブカードは原則、メインカードにない独自機能のある1枚を選びましょう。普段使いはメインカード、特定の利用シーンではサブカードと、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

具体例には、特定の店舗でポイント還元率が上乗せされるもの、優待店で利用するとポイントアップやボーナスポイントがもらえるなどの優待・割引サービスを受けられるもの、空港ラウンジを利用できるもの、国内旅行や海外旅行傷害保険など付帯保険の補償内容が手厚いものと、カードごとに受けられる恩恵は異なります。普段はメインカード1枚で十分ですが、これらのシーンではサブカードを使うとお得です。

ただし、独自機能にフォーカスし過ぎると、カード自体の利便性や使い勝手を忘れがちです。実際には、利用頻度の高い店舗においてポイント還元率が高くなったり、優待・割引が受けられたりする1枚を選ぶのが良いでしょう。例えば、ガソリンスタンドが独自で発行するクレジットカードなども、これにあたります。指定のクレジットカードを利用するだけで、リッター単価が安くなる店舗は少なくありません。クレジットカードごとに特典内容が異なるため、メインカード1枚に絞るよりもお得になることが多いです。


●メインカードと異なる国際ブランドのものを選ぶ

サブカードの国際ブランドは、メインカードと異なるものがおすすめです。先述した通り、国際ブランドの種類により、利用可能な国やエリア、店舗・サービスが異なります。万が一、海外旅行時にブランドの関係でメインカードが使えない場合でも、サブカードであれば使用できる可能性があります。


■クレジットカードを使い分ける際の注意点

ここでは、クレジットカードを使い分ける際の注意点やデメリットをご紹介します。


●各カードの利用状況を定期的に把握する

近年は各カード会社の公式サイトや専用アプリにおいて、利用明細を確認できるようになりました。しかし、確認方法はカード会社によって異なるため、カードの保有枚数に比例し、利用状況の把握に手間がかかります。結果的に、毎月の支払い総額を把握しづらくなる可能性があります。

ここで注意したいのが、銀行口座の残高不足による支払い遅延です。クレジットカードの利用代金は通常、毎月指定日に銀行口座から引き落とされます。しかし、残高が1円不足するだけで引き落とされず、支払い遅延として扱われます。そうしたリスクを回避するためにも、月々の支払い総額を正確に把握することが大切です。


●ポイントが分散しやすい

クレジットカードを使い分ける場合、各カード会社のポイントが分散される点に注意しましょう。例えば、A社のメインカードとB社のサブカードのポイントは、それぞれ独立しています。カード会社が同じならば集約できる可能性はあるものの、基本的に分散されると考えましょう。異なるカード会社のポイントは、集約できないケースがほとんどです。ポイントを効率的に貯めるには、同じカード会社でメインカードとサブカードを作るのが良いでしょう。

●年会費を把握しておく

クレジットカードを使い分けるなら、各カードの年会費を把握しておきましょう。クレジットカードは、ずっと年会費無料のもの、初年度のみ無料のもの、キャンペーン期間中のみ無料のものと、種類によって年会費の金額が異なります。

一般に「ゴールドカード」や「プラチナカード」と呼ばれるステータスカードほど、優待・特典が豪華な分、年会費は割高です。そういったカードを複数枚所有する場合、年会費だけで相応の金額になります。メインカードより利用頻度が低い分、特にサブカードは維持費の観点から選ぶことが大切です。なお、サブカードは高校生を除く18歳以上の方であれば、基本的に作成できます。


■使い分け時のメインカードにおすすめの「Visa LINE Payクレジットカード」

クレジットカードの使い分けにおいて、メインカードにおすすめしたいのが「Visa LINE Payクレジットカード」です。ここでは、同カードの特徴やメインカードにするメリット、おすすめポイントについてご紹介します。


●Visa LINE Payクレジットカードとは?

Visa LINE Payクレジットカードは、キャッシュレス決済の「Line Pay」と、国際ブランドである「Visaカード」双方の特長を盛り込んだ1枚です。事前チャージ不要でLINE Pay決済ができる「チャージ&ペイ機能」や、スピーディーで対応店舗も多い「タッチ決済機能」など、さまざまな独自機能を備えています。

チャージ&ペイ機能は、事前チャージが不要になるだけでなく、利用額に応じてLINEポイントが貯まります。LINEポイントはスタンプの購入やLINE Payでの決済に充当可能です。日常生活のあらゆるシーンで使える便利なポイントです。

また、Visa LINE Payクレジットカードは、カードの利用状況を常に把握したい方におすすめです。一般的なクレジットカードの場合、公式サイトなどにログインし、WEB明細を確認します。Visa LINE Payクレジットカードは、カード利用時にLINEに通知が届きます。公式サイトにログインしたり、専用アプリで認証したりする手間がかかりません。クレジットカードの不正利用防止効果も期待できます。


●Visa LINE Payクレジットカードがメインカードにおすすめの理由

メインカードにVisa LINE Payクレジットカードをおすすめする理由は、次の3点です。

*年会費が永年無料
*利用後LINEで即時に通知が届いて安心
*知名度・シェアともに世界トップクラスのVISAカード

Visa LINE Payクレジットカードは、利用後にLINEで即時に通知が届くので、月々の固定費(家賃・光熱費など)の支払いをする際に、家計管理がしやすくて便利です。
また、年会費も永年無料と使い勝手のい1枚となっております。

国際ブランドがVISAであるのもメリットです。知名度・シェアともに世界トップクラスであるVISAカードは、利用可能店舗が多く、海外においてもクレジットカード払いが利用できます。


■クレジットカードを上手に使い分けて、もっとお得なカードライフを

クレジットカードは、メインカード1枚で十分です。しかし、何らかのトラブルでクレジット機能が使えなくなったり、盗難被害などに遭ったりする可能性は否定できません。メインとは別にサブカードを作り、トラブルに備えることも大切です。クレジットカードを上手に使い分け、より快適でお得な生活を送りましょう。これからクレジットカードの新規申し込み・新規入会される方や、メインカードの乗り換えを検討されている方は、ぜひVisa LINE Payクレジットカードをご利用ください。



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