個人事業主がクレジットカードを持つメリット・注意点、選ぶポイント

公開日2021.09.14最終更新日 2021.10.05

経費管理の手間削減に欠かせないクレジットカード。特に、個人事業主は税理士に任せている場合を除いて、すべての会計処理を自分で行う必要があるため、効率化を実現するにはクレジットカードの導入がおすすめです。

本記事では、個人事業主に向けてクレジットカードの特徴やメリット、使用時の注意点などをご紹介します。最後には、個人事業主向けの1枚も紹介しますので、日々の会計処理に困っている方や今後フリーランスとして活動しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

《TOPICS》
■個人事業主とクレジットカードの基礎知識
■個人事業主がクレジットカードを使うメリット
■個人事業主がクレジットカードを使う際の注意点
■個人事業主が利用できるクレジットカードの主な種類
■個人事業主がクレジットカードを選ぶポイント
■個人事業主にもおすすめ!「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」とは?
■個人事業主のクレジットカード選びは特徴や付帯サービスの比較が重要

■個人事業主とクレジットカードの基礎知識

働き方が変化するなかで、個人事業主でも申し込み可能なクレジットカードが充実しています。こちらでは、個人事業主がクレジットカードを契約する際の基礎知識をご紹介します。

●個人事業主がクレジットカードを作りにくいのは本当?

カード会社によって審査基準は異なるものの、会社員よりも個人事業主やフリーランスのほうが、審査に通りにくいケースがあります。個人事業主をはじめとして自営業者は、会社員と比較して収入が安定していないと見られる場合があるためです。現在会社員で、独立を視野に副業している方や個人事業主になろうとしている方は、退職前にクレジットカードを作成しておくのも良いでしょう。

●個人事業主がクレジットカード作成時に審査される項目


・個人事業主本人の信用情報
個人事業主がクレジットカードを作成する場合は、まず本人の信用情報を審査されます。信用情報とは、本人のローンの借り入れ状況やクレジットヒストリーなどが代表的です。借入金額が多かったり、延滞や未払金などの事故情報があったりすると、審査に通りにくくなります。事業の実績よりも本人の信用を重視するカードは、開業したての個人事業主に向いています。

・事業の実績
個人事業主がクレジットカードを契約する場合は、事業の実績も審査項目のひとつです。事業の実績は、財務状況や営業年数、固定電話の有無などで判断されます。財務状況については、継続的かつ安定した収入が見込めることを示せれば、審査に通りやすい傾向にあります。黒字化しているほうが望ましいですが、赤字という理由だけで審査に落ちるわけではありません。

また、一概にはいえないものの、営業年数が長いほうが社会的信用性は高くなり、良い評価を得られやすくなります。その際、クレジットカード会社は公式サイトで創業年数や事業内容の調査を行うケースがほとんどです。さらに、カード会社によっては、固定電話を持っているほうが信頼性を高く評価する場合があります。

■個人事業主がクレジットカードを使うメリット

個人事業主として事業を展開する場合、クレジットカードを活用するのがおすすめです。こちらでは、個人事業主がクレジットカードを使うメリットをご紹介します。

●経費をまとめやすい

個人事業主がクレジットカードを使用する最大のメリットは、経費精算が楽になり、会計処理の効率化につながる点です。業務で発生する日々の支出を、すべて自分で管理していると、「いつ」の「どの」経費なのかわからなくなる可能性があります。

そんなときは、仕事用のクレジットカードを持っておけば、仕事とプライベートの支出を分けて管理でき便利です。最近のクレジットカードは、クラウド会計ソフトと連携できるものも多く、カードを使用すると自動で項目ごとの詳細な仕訳を行ってくれます。自分で行う場合と比べてミスを減らすことができ、確定申告の時期に慌てて領収書や明細書を確認する必要もなくなります。

●資金繰りをしやすい

クレジットカードは締め日に利用金額が確定し、翌月の支払い日までに口座にお金を用意すれば良いため、実際の支払いを1〜2カ月先送りできるのが特徴です。手元に現金がなくても事業に必要な物を仕入れることができ、資金繰りがしやすくなります。ビジネス利用のために作成するクレジットカードは、一般カードより限度額が高く設定されているケースが多く、大きな買い物でもしやすいのが特徴です。また、クレジットカードのキャッシング機能を活用すれば、一時的な資金調達も可能です。

●ポイントやマイルを貯めやすい

事業でクレジットカードを使用する場合、個人向けのカードよりも利用限度額が大きくなりやすいため、通常より多くのポイントやマイルを貯められるのがメリットです。遠方への出張時や経費の支払いに使用することで、ポイントやマイルが自動的に貯まっていきます。貯まったポイントやマイルは、商品と交換したり、航空会社のマイルに交換したりできます。

国際ブランドやゴールドカード・プラチナカードなどのランクによって、付与されるポイントやマイルの量が変化するケースもあるため、事前に各クレジットカード会社を比較しましょう。

■個人事業主がクレジットカードを使う際の注意点

クレジットカードの上記メリットを最大限活かすには、いくつかのポイントを意識する必要があります。ここでは、個人事業主がクレジットカードを使用する際の注意点やデメリットを解説します。

●確定申告の方式により記帳方法が異なる

個人事業主が経費処理を目的にクレジットカードを使用する場合、確定申告の方式により記帳方法が異なる点に注意が必要です。白色申告と青色申告のどちらを選んでも、10万円控除を利用する場合は、簡単な記帳方法である単式簿記で問題ありません。

ただ、青色申告で55万円控除(e-TAXによる電子広告で65万円控除)を利用する場合は、複式簿記での記帳が必要です。複式簿記とは、取引内容を「借方」と「貸方」分けて記帳する簿記のルールです。

また、クレジットカードを利用した場合は、引き落とし口座が個人用口座か事業用口座のどちらかで、記帳方法が異なります。具体的には、個人用口座から引き落とされる場合は「事業主借」として一度の記帳で処理できますが、事業用口座の場合は二度の記帳が必要です。

クレジットカード決済では、利用明細書が領収書の代わりになり、確定申告で利用できます。Web明細の場合は、紙に出力して使用しましょう。

間違えやすい点としては、リボ払い・分割払いの手数料は「支払手数料」として、商品券やキャッシュバックは「雑収入」で処理します。ポイントやマイルで支払った経費は、会計処理をする必要がありません。

●年会費がかかりやすい

個人向けカードには年会費永年無料などの商品も多いですが、事業用のクレジットカードの場合、年会費が必要なケースがほとんどです。年会費があまりに高額なクレジットカードを選ぶと、その出費が経営を圧迫する可能性も考えられます。無駄な出費を極力抑えたい、起業したばかりで資金が潤沢ではないなどの事情がある場合は、年会費無料のカードを選ぶのが無難です。

ただし、一般的に年会費有料のカードのほうが、ビジネス関連の付帯サービスが多かったり、ポイント還元率が優遇されたりする傾向にあります。年会費を比較する場合は、それに見合う付帯保険やサービスが用意されているか、ポイント還元率が高いかなどの点をチェックしましょう。

■個人事業主が利用できるクレジットカードの主な種類

個人事業主がクレジットカードを契約する場合、さまざまな種類から選択が可能です。それぞれの特徴についてご紹介します。

●法人カード

法人カードとは、法人登記をして、銀行に法人口座を開設している会社向けの法人用クレジットカードです。法人そのものや法人代表者が審査対象となって発行され、カードの申し込みに決算書や登記簿謄本を求められることもあります。基本的には会社向けに提供されていますが、一定の条件を満たした場合は、個人事業主でも利用できる法人カードを発行しているカード会社があります。

●ビジネスカード

ビジネスカードとは、個人事業主やフリーランス、中小企業向けに提供されている、事業用のクレジットカードです。個人事業開業届などの書類の提出が不要な場合があるなど、審査のハードルは法人クレジットカードよりも低くなるのが一般的で、個人事業主でも発行しやすいのが特徴です。

また、ビジネス関連サービスは、法人カードに準じた内容となっているのも魅力です。空港ラウンジサービスの利用権、トラブル発生時の弁護士への相談、国内旅行・海外旅行保険の充実、ショッピング保険などが付帯しています。

さらに、ビジネスカードは個人カードよりも利用可能額が多くなる傾向にあります。発行会社や審査によって利用限度額は上下するものの、会計処理の効率化に役立つでしょう。

●個人カード

個人カードとは、個人事業主以外でも発行できるプライベート用のクレジットカードです。法人カードやビジネスカードと異なり、キャッシングや分割払い、リボ払いなどをしやすいのが特徴です。

また、個人カードは年会費無料、初年度無料で発行できる会社も多く、事業を立ち上げたばかりで支出を抑えたい個人事業主も安心して利用できます。

■個人事業主がクレジットカードを選ぶポイント

ビジネス用のカードと一般カードでは、選択する際に重視するべき点が変わってきます。こちらでは、個人事業主がクレジットカードを選ぶポイントを解説します。

●利用可能額

事業が成長するにつれ、必要な経費は増えていくため、利用可能額は多いほうが良いでしょう。利用可能額に余裕があれば、突然の経営悪化による資金繰り改善や、高額な設備投資が必要になった場合でもクレジットカードで対応できます。利用可能額があらかじめ決められているカードもありますが、事業規模に合わせて限度額を設定できるカードを選ぶのがおすすめです。

●年会費

クレジットカードの年会費はさまざまで、無料の会社もあれば、数千円から数万円かかるカードも少なくありません。しかし、事業に利用する場合、経営を圧迫しないためにも年会費が高すぎるものは避けたほうが無難です。法人カードやビジネスカードは、年会費が有料であることが一般的です。付帯する特典の充実度と勘案すると良いでしょう。初年度のみ年会費無料のカードなどもあるため、一度利用してみて使い勝手を確認するのもおすすめです。

また、クレジットカードはETCカードや家族カード、バーチャルカードなどの追加カードを発行できる場合があります。今後発行する可能性がある場合は、これらの年会費についてもチェックしておきましょう。

●ポイント還元率

個人事業主がビジネスで使用するクレジットカードを選ぶ場合は、ポイントの還元率も重要な項目です。法人カードやビジネスカードは、通常の個人カードよりも還元率が低くなる傾向にあります。個人事業で経費として使用する金額は大きくなりやすいため、ポイント還元率の条件が少しでも良いものを選ぶのがおすすめです。カード会社によっては、初期のポイント還元率は低いものの、特定のお店で利用することで還元率が上がったり、海外での利用でポイントがプレゼントされたりなどの優待サービスを実施しているケースもあります。

■個人事業主にもおすすめ!「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」とは?

「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」は、個人事業主にもおすすめのクレジットカードです。こちらでは、「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」の特徴やおすすめポイントをご紹介します。

●「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」とは?

「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」とは、法人カードやビジネスカードではない個人カードです。総利用枠は10〜80万円で、リボ払いや分割払い、キャッシングにも対応しているため、ビジネスシーンでも役立ちます。

「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」は、決済通知がすぐにLINEで届き、利用履歴を見逃さずに済むのが特徴です。初めてクレジットカードを持つ方でも、使いすぎによる資金不足や未払いなどを防ぐことができます。また、クレジットカードの盗難や紛失によって不正利用された場合でも、通知サービスによってすぐに被害状況を把握でき、最小限の被害に抑えられます。

「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」では、LINE Payアカウントと連携することで、スマートフォンを使って事前チャージ不要で支払いが可能です。「チャージ&ペイ機能」と呼ばれるもので、クレジットカードを忘れてしまっても安心です。支払った金額は、後日「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」の引き落とし口座に請求されます。

●個人事業主に便利な「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」のメリット

「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」の最大のメリットは、年会費が実質的に無料でありながら、ポイント還元率が高い点です。初年度年会費は無料で、翌年度以降も年に1回以上の利用で年会費が無料になります。事業を行う場合、設備や必要なものを購入したり、キャッシングしたりする機会は少なくありません。その際、「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」を使用することで、年会費をかけずに運用が可能です。

また、ポイント還元については、加盟店でカードを利用すると利用額の2%が還元されます。使用すればするほどお得になるため、事業で多くのアイテムや設備を購入する方にも最適なクレジットカードです。

さらに、「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」には、年間100万円までの「お買い物安心保険」が付帯しています。海外でのお買い物や国内でのリボ払い、3回以上の分割払いが対象で、購入した商品で生じたトラブルについて補償を受けられる仕組みです。事業に必要なものを購入した際、何らかのトラブルが発生しても対応してもらえるため、安心して利用できます。

■個人事業主のクレジットカード選びは特徴や付帯サービスの比較が重要

個人事業主として活動する場合、会計処理の効率化や資金繰りの面で、クレジットカードをうまく活用すると便利です。現在所有している一般カードを利用することもできますが、私的な利用と事業での利用が判断しづらくなり、確定申告の際に困る可能性があります。そのため、事業用のクレジットカードを1枚作成しておくのがおすすめです。

新しくクレジットカードを作成する場合は、初年度年会費無料で利用できる、「Visa LINE Payクレジットカード(LINE クレカ)」をご検討ください。翌年度以降も1年に1回の利用で年会費無料となるため、事業用カードとして導入すれば、実質無料で使い続けられます。利用時のポイント還元率は2%と高く設定されており、使用機会が多いほどお得になる1枚です。



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