クレジットカードの払い戻しを受ける流れ|返金手続きはいつ始まる?

公開日2021.09.06最終更新日 2021.09.06
「届いた商品が不良品だった」「明らかに画像と違うものが到着した」など、ネットショッピングで問題視されている通販トラブル。代金をクレジットカード払いで決済していた場合、利用店舗に問い合わせて「払い戻し(返金)」を要求しましょう。カード会社によりますが、2ヶ月程度で返金されることが多いです。

今回は、これからクレジットカードを作成する方に知ってもらいたい、払い戻しの基礎知識を解説します。払い戻しの利用条件や返金方法、覚えておきたい注意点や対処法をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
《TOPICS》
■クレジットカードで払い戻しを受ける基礎知識
■クレジットカードの利用料金が払い戻しされる時期
■クレジットカードの払い戻しにおける注意点
■クレジットカードの払い戻しについて学び、万が一に備えよう

■クレジットカードで払い戻しを受ける基礎知識

購入した商品の不具合による返品など、クレジットカードの利用後に払い戻しを検討することがあります。ここでは、払い戻しが必要になるケースや、実際に返金されるまでの流れをご紹介します。


●払い戻しが必要になるケース

クレジットカード決済の払い戻しを検討するのは、「商品・サービスの購入をキャンセルしたいとき」がほとんどです。例えば、購入した商品に不備・不具合があったり、サイズ・色味が写真と異なっていたりなど、理由は多岐にわたります。また、誤って購入ボタンをクリック&タップするなど、不本意に商品を購入した場合も、払い戻しを検討することになるでしょう。


●払い戻しを受けるまでの流れ

払い戻しを希望する場合、まずは商品を購入した店舗に連絡します。クレジットカードの利用契約は、店舗とクレジットカード会社間で成立しているため、購入者はカード会社に直接連絡するのではなく、加盟店である店舗を介して払い戻しを受けることになります。

次に、払い戻しの申し込みが行われると、事業者はカード会社に取引のキャンセルを依頼します。そして、カード会社は決済データを確認後、問題がなければ払い戻し処理に移行し、手続きは完了です。

払い戻しは、利用者と店舗の合意のもとに成立します。そのため、商品の不具合を筆頭に、「払い戻しに至る正当な理由」が必要であり、店舗が商品・サービスの取引キャンセルを認めた場合のみ、払い戻しを受けられる仕組みです。



■クレジットカードの利用料金が払い戻しされる時期

決済キャンセルが完了したら、後は返金を待つだけです。ただ、実際に払い戻しを受けられる時期は、「決済キャンセルの依頼日」により左右されます。手続き完了後、すぐに返金を受けられるわけではありません。以下、払い戻し時期の決まり方や方法、覚えておきたい重要ポイントを解説します。


●払い戻しの時期の決まり方

クレジットカードの払い戻し時期は、購入商品・サービスのキャンセル情報が「いつ」、カード会社に届いたかで決まります。厳密には、各カード会社の「締め日」に影響されるため、利用者(事業者)が払い戻しを申し出た日とは限りません。


●時期で異なる払い戻し方法


・締め日よりも前に、払い戻し処理が行われた場合
クレジットカードの締め日とは、その月のカード利用額の集計を締め切り、引き落とし金額が確定する日を指します。月末のイメージが多いものの、クレジットカード会社によって締め日は変わります。

例えば、毎月15日締め、翌月25日払いのクレジットカードでは、同月14日に3万円の財布を買った場合、代金請求は翌月25日になります。締め日よりも前に決済処理が完了したことで、当月の利用額に反映されるためです。一方、同月16日に同じ財布を買った場合は、翌月分の利用額に反映され、代金請求は翌々月の25日になります。

上記のクレジットカードにおいて、締め日よりも前に払い戻しを申し出ると、取引そのものが消去されます。当月分の利用額が確定しておらず、決済の取り消しで対処できるためです。なお、この場合に払い戻しは発生しません。

・締め日の後になってから、払い戻し処理が行われた場合
締め日の後に申し出た場合、カード会社による払い戻し処理が行われます。すでに利用額が確定しており、当該決済のキャンセルができないためです。

クレジットカードの払い戻しは原則、次の支払い日において、カード利用額から「キャンセル分の代金」を差し引くことになります。例えば、10月に3万円の財布をクレジットカードで購入し、締め日を過ぎてから払い戻し申請を行った場合、払い戻しされるのは翌々月の12月です。12月の請求額から、財布の購入代金である3万円を差し引き、相殺します。

なお、払い戻し対象月のカード利用額が、払い戻し金額に満たなければ、カード会社は利用者の銀行口座に、返金分を直接入金するのが一般的です。



■クレジットカードの払い戻しにおける注意点

ここでは、クレジットカードの払い戻しに関するさまざまな注意点をご紹介します。


●全額返金されない場合がある

商品・サービスの代金が、全額返金されるとは限りません。返品にかかる送料や各種手数料を考慮する必要があります。事業者との交渉や購入条件によるものの、返品送料は返金分の額に含まれないことが多いです。

また、鉄道や飛行機などの公共交通機関では、払い戻し手数料が発生します。在来線の定期券、新幹線の乗車券、航空券などが代表的です。これらをクレジットカードで購入し、払い戻しを求める場合、一定の手数料を差し引いてから返金されます。

事業者都合により、払い戻しが認められない商品・サービスも少なくありません。例えば、「セール品のため交換・返品不可」など、購入条件をつけているものは、払い戻しできない可能性があります。カード利用者が条件に同意の上で購入したとみなすため、事業者に払い戻しを拒否されます。これはカード利用者と事業者間で頻発しているトラブルのため、購入条件の有無は必ず確認しましょう。

ただし、交換・返品ができない品に不具合があり、最低限の機能を果たさない場合は、例外です。不良品を購入したとも解釈できるため、交渉次第で払い戻しに応じる可能性があります。

●ポイントも差し引かれる

商品・サービスの購入をキャンセルした場合、獲得したポイントは返金処理と同時に失効します。多くのカード会社は、その時点でのポイント残高から差し引く傾向にあります。失効前に付与ポイントを使用した場合、残高がマイナスとなるため注意しましょう。


●現金では返金されない

払い戻し手続きを行った場合、基本的に現金で返金されることはありません。店舗やネットショップなどの事業者は、カード会社と契約を結ぶ加盟店です。そのため、消費者がカード決済を選択するたびに、一定の手数料をカード会社に支払っています。

払い戻しを行う際、現金で一括返金してしまうと、消費・サービスの購入代金に加え、手数料も返金していることになります。本来カード会社が受け取るはずの手数料を、消費者に払い戻す形となるのです。上記理由により、現金以外で払い戻しを行うのが一般的となっています。


●返金処理が行われているか必ず確認する

基本的に、カード会社や事業者から返金処理の連絡を受けることはありません。購入代金が予定通り返金されているか、カードの利用明細からチェックしましょう。事業者が手違いにより、代金の二重請求を行っている場合も考えられるため、漏れなく確認が必要です。実際に二重請求が発生している場合は、カード会社に問い合わせて調査を依頼しましょう。

一般的にクレジットカードの払い戻しの目安は、2ヶ月程度です。申し出から2ヶ月以上経過している場合、何らかの原因で返金処理が止まっていると考えられます。まずは事業者に問い合わせ、カード会社に返金処理を依頼しているか確認しましょう。

すでに依頼済みの場合、カード会社の手違いにより、返金処理が滞っている可能性があります。クレジットカードにおける払い戻しの遅延・ズレ込みは極めて稀ですが、念のため覚えておくと安心です。



■クレジットカードの払い戻しについて学び、万が一に備えよう

ある程度クレジットカードを使っていると、払い戻しを検討する場面が出てきます。特に多いのが、新幹線の乗車券や航空券の払い戻しです。これらはクレジットカードで支払う方が多く、スケジュールの都合により、払い戻しせざるを得ないこともあります。その際、払い戻し手順や方法、返金までの期間を把握しておくとスムーズです。

以上、クレジットカードの払い戻しにおける基礎知識をご紹介しました。新たにクレジットカードを発行する際には、商品・サービスの購入履歴、払い戻し状況をオンラインで確認できる「VISA LINE Payクレジットカード (LINE クレカ)」がおすすめです。利用時のポイント還元率も2%と高く、使えば使うほどお得な1枚となっています。



20210518_VLP_blog_728x300.png

関連記事

    おすすめの記事