代引きでクレジットカード決済は可能?カードを利用できる条件とは?

公開日2021.08.16最終更新日 2023.09.18

一括払いやボーナス払い、分割払いにリボ払いなど、多種多様な支払い方法を選べるクレジットカード。そんなクレジットカードを宅配便の代引きに使えたら、さらに便利になるでしょう。

代引きは、安全かつ確実性の高い支払い方法として、ネットショッピングなどのお買い物に重宝されています。一方で、事前に現金の用意が必要なため、キャッシュレス派の方からは敬遠されることも。しかし実は、一部の配送業者では代引きでクレジットカードが使えるのです。

今回は、代引きとクレジットカード払いの特徴や違いに加え、代引きできる場合の条件や、「なぜ多くの店舗の代引きではクレジットカードを利用できないのか」という疑問の答えについてもご紹介します。

《TOPICS》
■代引きとクレジットカード払いの違い
■代引きでクレジットカード決済するための条件
■代引きとクレジットカードに関するよくある疑問
■「代引き×クレジットカード払い」でネットショッピングをもっと快適に

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■代引きとクレジットカード払いの違い

ここでは、代引きとクレジットカード払いの違いを解説します。それぞれのメリット・デメリットについても触れますので、ぜひ参考にしてください。

●代引き(代金引換)払いの特徴

代引きとは「代金引換払い」の略称です。ネット通販などで購入した商品代金を、販売元の代わりに配送業者が回収する集金代行サービスを指します。利用者は配送業者に商品代金および「代引き手数料」を支払い、商品を受け取ります。代引き手数料は送料や商品代金に含まれているケースがあるため、事前に確認しましょう。

代引きのメリットは、大きく分けて2つあります。1つは、商品不着などの通販トラブルを防止できることです。近年はネット通販の需要が増えた一方で、「前払いした商品が届かない」「販売元と連絡が取れない」といったトラブルが絶えません。これらはいわゆる通販詐欺被害で、フリマアプリやネットオークションなど、個人取引を中心に頻発しています。

代引きは、商品と代金を交換する形となるため、実態は後払いになります。利用者にとっては、もっとも確実で安心できる方法といえるでしょう。ただし、基本的に代引き手数料が発生し、ほかの支払い方法や決済手段に比べると、数百円ほど多くのコストがかかります。

もう1つのメリットは、コンビニ受け取りを利用できることです。コンビニ受け取りでは、受け取りスポットを自宅ではなく、最寄りのコンビニに設定できます。商品が指定のコンビニに到着していれば、24時間いつでも回収し、代金を支払えるのが魅力です。

この場合、配送業者ではなく、コンビニ側に代金を支払います。時間の関係でなかなか荷物を受け取れないときや、家族にサプライズプレゼントを買ったときなどは、「代引き+コンビニ受け取り」が便利でしょう。

●クレジットカード払いの特徴

クレジットカード払いは、購入代金をカード会社に立て替えてもらい、先に商品を受け取る方法です。購入代金は後日、指定口座から引き落とされます。クレジットカードは1950年頃(日本では1960年頃)に登場しており、昨今定着しつつあるキャッシュレス決済の先駆けといえるでしょう。

クレジットカード払いメリットは、3つあります。まず、現金不要でお買い物やサービスを利用できることです。カードリードに通すだけで決済できるため、スマートに会計できます。うっかり現金をおろし忘れたり、小銭を探してレジ前でもたついたりすることがなくなります。

かつては世界屈指の現金大国と呼ばれた日本ですが、時代とともにキャッシュレス決済の導入が進みました。一部の個人店などを除き、多くの店舗やサービスでカードや電子決済が使えます。利便性を考慮するならば、カードを作らない手はないでしょう。

2つ目のメリットは、分割払いを利用できることです。多額の出費が生じて資金に余裕がないときも、数回~数十回の分割払いにすれば、無理なく代金を支払えます。多くのクレジットカードでは、分割回数2回まで手数料が無料です。3回以上は月々の支払いに加え、実質年率に応じた分割手数料がかります。

3つ目は、クレジットカード利用時にポイントが貯まることです。これはクレジットカード払い最大の魅力であり、現金払いに対するアドバンテージといえるでしょう。クレジットカードのポイントは「1ポイント=1円」を基本として、貯まったポイントを商品券やマイルに交換したり、店頭・ECサイトでお買い物に使ったりできます。

こうしたポイントは、物品購入時以外にも貯まります。例えば、光熱費などの公共料金、賃貸アパート・マンションにおける家賃など、固定費もカードで支払えます。固定費は毎月必ず発生するコストで、金額も比較的大きくなります。ポイント効率を考えると、現金よりもカード払いがお得です。

一方で、個人情報漏洩や第三者による不正利用のリスクがあるのはデメリットといえるでしょう。これらのトラブルはごく稀なケースであり、クレジットカードを適切に管理すれば回避可能です。

■代引きでクレジットカード決済するための条件

代引きとクレジットカード払いは、それぞれ異なるメリットがあります。以下の2つの条件を満たした場合、代引きでもクレジットカードを利用可能なため、ぜひ活用してみましょう。

●通販サイトなど店舗側がカード決済をOKにしていること

一部のECショップでは、代引きでの決済方法にクレジットカード払いが認められています。通常は現金が必要とされるところを、クレジットカードで決済できるため便利です。

代引きでクレジットカード決済ができるか否かは、各ショップやサービスに直接ご確認ください。サイト内に「代引き(カード払い可)」などの表記がある場合、支払いにクレジットカードを使える可能性があります。詳細が分からないときは、店舗側に購入前に問い合わせましょう。

●対応している運送会社を利用すること

一部の配送業者では、代引きの支払いにクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどを利用可能です。大手配送業者の「ヤマト運輸」と「佐川急便」は、代引きのクレジットカード払いに対応しています。「ヤマト運輸」の場合、「代金引換(お届け時クレジットカード払い)」という名称の決済方法となります。

各業者のセールスドライバーは、クレジットカードの読み取り端末を所持しています。この業務用端末にカードを差し込み、自宅玄関などで決済する仕組みです。決済時に取得されるカード情報は、完了後すぐに消去される仕組みを採用しており、個人情報漏洩の心配がありません。

ただし、こちらの決済手段は、使えるクレジットカードのブランドが決められています。ブランド名については、各配送業者の公式サイトで公開されていますので、利用前にご確認ください。なお、2021年8月現在、「日本郵便」は代引きのクレジットカード払いに対応していません。

■代引きとクレジットカードに関するよくある疑問

ここでは、代引きとクレジットカードに関する疑問を、一問一答形式でご紹介します。

●なぜ多くの店舗ではクレジットカードで代引きできない?

代引きのクレジットカード払いに対応すると、店舗側の販売利益が減るためです。代引きでは通常、荷送人(店舗側)が配送業者に代引き手数料を支払い、商品を出荷します。クレジットカード払いに対応すると、荷送人はカード決済手数料のほか、消費税や事務手数料を負担することになります。結果、販売利益が減少してしまうのです。こうした背景から、荷受人(商品購入者)が希望しても、一部の企業しか対応できないのが実情です。

●運送業者のカード決済端末が不調な場合はどうなる?

何らかの原因で決済端末が使えない場合は、現金払いとなります。具体例には、決済端末の電波障害・故障・セールスドライバーの持参忘れなどの理由により、現金払いに切り替わるケースが多いようです。特に補償などはありませんので、カード決済利用時のリスクとして覚えておきましょう。

■「代引き×クレジットカード払い」でネットショッピングをもっと快適に

代引きのクレジットカード払いは、双方の良いところ取りをした決済手段です。利用者にとってはメリットが多いため、ネットショッピングなどで積極的に活用しましょう。なお、今後クレジットカード払いを契約する方には、年会費が永年無料で、基本還元率(カードショッピング)が1%の「Visa LINE Payクレジットカード」をおすすめします。ポイントが貯まるので、代引きのクレジットカード払いをはじめ、幅広いお買い物のシーンでお得になります。生活がさらに便利になる1枚を、ぜひご検討ください。


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クレジットカードの仕組みについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。





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