報酬支払い時の手間やコストが削減され、ワーカー側も事業者側も満足! ギグワーカーへの報酬支払いにおける活用事例
2021年12月取材
東京都中央区築地に本社を構える「SpotWORK株式会社」様。
モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営する株式会社INFORICHと協業し、補充が十分なスタンドから不足しているスタンドへモバイルバッテリーを移動させるクラウドソーシングサービス「SpotWORK(スポットワーク)」を展開しています。
今回は、「SpotWORK(スポットワーク)」で稼働しているワーカーへの報酬支払い手段として「LINE
Pay
かんたん送金サービス」を導入した経緯や利用状況などを担当の大音(おおと)様に伺いました。
- ざっくりいうと(読了時間目安:4分)
-
利用用途:報酬の支払い
- 初期費用や月額費用がかからず、手数料50円/件のみで導入ハードルが低かった
- 全体の半数以上のワーカーがLINE Payでの報酬受取を選択
- アプリのダウンロードや登録が不要で、事業者側もワーカー側もスムーズに導入できた
LINEとの親和性や銀行振込における課題解決を期待し、導入
――LINE Pay かんたん送金サービスの利用用途を教えてください
「SpotWORK(スポットワーク)」にて稼働いただいているワーカーへの報酬支払手段として利用しております。
――導入前、ワーカーへの報酬支払いにおいてどのような課題を感じていましたか?
もともと銀行振込を利用していましたが、いくつか煩わしい部分がありました。
まず、振込手数料です。事業者としては負担が大きいため、大変心苦しいもののワーカーから手数料を徴収しておりました。また、銀行口座情報は必要項目が多く収集が大変な上、誤記入に伴う振込エラーも発生しておりました。さらに、口座情報を正確に取得できていても、振込依頼時のフォーマットが複雑なため、実際にはかなりの人手と時間を要しておりました。
――導入の経緯を教えてください
もともとSpotWORK(スポットワーク)のLINE公式アカウント内に、スタンド情報を確認するwebアプリへの導線を設けていたため、ワーカーはLINE公式アカウントへの登録が必須となっていました。
また、ワーカーからの問い合わせもLINE公式アカウントで受け付けるなど、LINEを軸にサービス運営を行っておりました。
そのような中、稼働していたワーカーからのご紹介をきっかけにLINE
Payで送金ができるサービスの存在を知りました。
以前からLINEを軸にサービス運営を行っておりましたので、LINE
Pay残高による報酬支払いも相性が良いのではないかと感じました。
さらに、導入に際して費用もかからず、運用方法もシンプルであることから、銀行振込において抱えていた弊社の課題解決にも繋がるのではないかと考えました。
SpotWORKはLINE公式アカウント上でサービスを展開
LINE Payで報酬を受け取るとワーカーの手数料が無料に
――どのようなワーカーがLINE Payでの報酬受取を選んでいますか?
現在、ワーカーの報酬受取方法は「銀行振込」と「LINE
Pay残高」の2パターンを用意しています。その中で全体の約半分がLINE
Pay残高を選択されています。子育てをしている若いお母様からご年配の方まで非常に幅広い層に利用されている印象です。
また、もともとこのような電子マネーでの報酬受取は、報酬金額が高額なワーカーには利用されないのではないかと想像していましたが、実際には報酬が30万円を超えるワーカーにもLINE
Payが選ばれております。驚きはありましたが、日常的にLINE
Payを利用する方にとっては、たとえ高額でも直接LINE
Pay残高で受け取れることは非常に便利でメリットのあることなのだと感じました。
――LINE Pay残高で報酬を受け取ったワーカーの反応を教えてください
LINE
Pay残高で報酬を受け取る場合、振込手数料はSpotWORK側が負担しているため、手数料が無料になりとても喜ばれています。ちなみに銀行振込の場合は、最大605円の振込手数料が発生してしまいます。
また、普段使いしているLINEに振込完了通知が届くので便利だというお声もあります。
さらに、これまでLINE
Payを利用した経験が無いワーカーからは、「想像以上に多くのお店で利用できることに驚いた。」といった感想もいただきました。
報酬受取手段ごとの送金手数料
――運用面で工夫していることや気をつけていることはありますか?
送金に必要な「LINE Pay ナンバー」という数字は馴染みのない方がほとんどだと思います。そのため、LINE Pay ナンバーを収集するフォームにディープリンク(※LINE Pay ナンバー確認画面に直接遷移できるリンク)を設置し、ワーカーの混乱を防ぐよう工夫をしています。また、LINE Pay ナンバーのコピー&ペーストを促すことで、誤入力防止に努めています。
※ディープリンクとは、LINE
Pay
ナンバー確認画面まで直接遷移できるURLです。
以下のURLをスマートフォンでタップするとご自身のLINE
Pay
ナンバーを確認することができます。(LINE
Payの登録がお済みでない方は表示されません。また、PCからアクセスすることはできません。)
https://line.me/R/app/1653458183-YelprGZ5/?liff.state=/setting/b2c/transfer
▼QRコード化したディープリンク
PC画面に表示されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、LINE
Pay
ナンバー確認画面まで直接遷移することができます。
アプリのダウンロードや登録が不要なため、事業者側の案内も、ワーカー側の導入もスムーズ
――最後にLINE Pay かんたん送金サービスを導入した感想を教えてください
ひと言で表現すると、ワーカーも事業者側もとても楽になりました。
ワーカー目線では、煩わしい申請画面や情報入力が無く、簡単に報酬を受け取ることができるようになりました。
事業者目線では、まず導入費用・月額費用が一切かからず、1件50円の振込手数料のみで利用できるため、大きなコスト削減に繋がりました。他の送金サービスも検討しましたが、導入費用だけで数十万円かかるサービスもあったので、迷わずLINE
Payかんたん送金サービスを選びました。結果として、銀行振込の際はワーカーから手数料を徴収していますが、LINE
Payは手数料が少額のため、完全無料(SpotWORK負担)で提供でき、ワーカーの満足度にも繋がっています。全部LINE
Payにしたいくらいです。
実際に送金を行う際も、CSV形式のフォーマットをアップロードするだけなので、シンプルに不便なく運用できています。
また、ほとんどのワーカーが既にLINEを利用しており、新たなアプリダウンロードやアカウント登録も不要のため、事業者側がスムーズにご案内できる点も良い点だと感じております。
――ありがとうございました。
「ちょっとそこまで」があたらしい=SpotWork
https://spotwork.net/
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