LINE PAY

導入事例

売上が通常の1.3倍に!コロナ禍で「モバイル事前オーダー」を実現したプロサッカーチームの事例

長野県松本市を中心に活動するJリーグ加盟のプロサッカークラブ「松本山雅FC」。LINE公式アカウントでモバイル事前注文&LINE Pay決済ができるシステムを導入した、株式会社松本山雅の阿部琢久哉様にお話を伺いました。




――LINE Pay決済を導入したきっかけを教えてください

サッカーの試合でお客様が安心してスタジアムにお越しいただけるように新型コロナウイルス対策として「コンコース内の三密回避」や「待機列の解消」が必要となりました。また同時に、スタジアムグルメの「利便性向上」や「収益拡大」が出来ないかと考えていた時に、LINE Payさんから詳細なお話をいただいたのがきっかけです。


――「モバイル事前オーダーシステム」について教えてください

松本山雅FC_2_モバイルオーダー.jpg
LINE公式アカウントのトーク画面から、事前にスタジアムグルメを予約注文、決済までしていただけるサービスです。お客様は、喫茶山雅スタジアム売店の「モバイル事前オーダーシステム」をご利用いただくことで、試合当日に並ばずにスムーズに商品の受け取りができます。


――LINE Pay決済の魅力を教えてください

松本山雅FC_3_LINE
Pay決済の魅力.png
私たちのホームゲームにはシニア層のサポーターも多く、新たに決済用アプリをダウンロードしていただくのはハードルが高いです。LINE Payは既にLINEアプリに入っていて、幅広い年齢の方に使われている事が魅力です。

実際にお客様からも「予約から決済まで簡単にできた」という声を多くいただいております。また、その他のお客様の声としては「並ばないでお弁当を受け取るだけなので便利」、「事前にゆっくり選べるから便利」、「密にならないから安心」というものもあり、当初の狙いであったお客様の利便性向上と新型コロナウイルス対策に役立っていると感じております。

売店側としても、LINE Payであれば釣り銭の準備や、おつりのやり取りが不要でお弁当を手渡すだけなのでスタッフの負担軽減や衛生面の改善にもなっています。

松本山雅FC_4_売上1.3倍.png
導入初日に用意していたお弁当はすべて完売しました。モバイル事前オーダーを導入したことで喫茶山雅の売上は通常の約1.3倍となり、2020シーズンで最高となりました。前日から注文をとれるので、需要を事前に把握できたことで商品の在庫切れがなかったことも要因の1つです。

松本山雅FC_5_販売所.JPG
さらに、モバイル事前オーダーの受取り専用ブースも設けたため、通常店舗の回転率も上がりました。来シーズンから他店舗からもモバイル事前オーダーを導入してみたいという声もあがっています。


――LINE公式アカウントはどのように使っていますか?

松本山雅FC_6_OA情報.jpg
試合日程や結果、スタメン情報、スタジアムグルメ、新発売のグッズ情報などを案内しています。LINE公式アカウント(友だち数:45,986人 2021/1/6現在)では、ファンが普段使用しているLINEに対してPUSH通知されるので、他のコミュニケーションツールよりもダイレクトに訴求できるところが魅力です。

また、LINE PayとLINE公式アカウントを組み合わせることで、事前オーダーや事前決済を実現できるため、お客様は、試合前日から並ばずに予約して事前決済でき、当日は並ばずにスムーズに受け取ることができるというメリットがあります。

さらに、ブロックしていた人がモバイルオーダーを利用するためにブロックを解除してくださり、ブロック率が改善するという副産物的な事もありました。


――今後どのように活用していきたいですか?

今後はLIFF(※1)で取得した購買データを活用してセグメント配信をすることで、来場に繋がるような配信をしていきたいです。また、今後はキッチンカー毎に加盟店IDを取り、LINE公式アカウントと連携して地元の人に情報を配信してオフィシャルグッズのセット販売や、利便性をさらに向上させていければと思います。さらに、他のサッカースタジアムでも事前決済が広まってくれると嬉しいです。

※1 LIFF(LINE Front-end Framework)
LINEのアプリ上で動くWebアプリのプラットフォームです。LINE上にアプリを展開することで、簡単にLINEのユーザー情報と企業が持つ顧客情報を連携させることができます。




松本山雅FC

https://www.yamaga-fc.com/



取材者こぼれ話_松本山雅FC.jpg




この記事が参考になりましたか?